エコケーブルって何?PVCとはここが違う!

最近、電線の一種であるエコケーブルについてご質問をいただきました。

通常のVVFケーブルより、値段がかなり高いエコケーブルですが、具体的になにが違って、なんでエコなのかご説明していきたいと思います。

 

電力用(EM-EEF)エコケーブル EEF-162

①エコケーブルとは?

エコケーブルとは、従来の一般ケーブルよりも環境への影響に考慮されたケーブルであり、環境に優しい材料を使用したケーブルです。「エコ」は、その名の通りecologyの文字を取ったものであり、環境に配慮されたエコマテリアル(Ecomaterial)耐燃性の意味が込められています。公共工事などで、このエコケーブルを使用することが多く、地域や現場によっては指定されているところもあります。

 

エコケーブルの背景

近年、地球環境保全の動きが進行しております。中でも、廃棄物の環境汚染やその処理問題は、重要課題の一つになっています。そういった流れの中で、電線各メーカーにより、電線・ケーブルの廃棄処理時の環境負荷軽減させる目的から、鉛やハロゲンを含まず、耐燃性を有し、リサイクルし易い材料で構成された「エコケーブル(EM電線)」が開発されました。

 

③エコケーブルのメリット

電力用(EM-EEF)エコケーブル EEF-162

 

1.燃焼時の煙の量が少ない!

ケーブルが火災などによって、燃焼した場合、PVCケーブルは多くの煙を放出しますが、エコケーブルは煙の発生量が軽減されます。その為、煙によって視界がなくなることが抑えられ、吸い込む量も軽減されます。被災時の安全性が高められます。

 

2.アウトガスの発生が少ない!

エコケーブルは、PVCケーブルに比べアウトガスの発生を抑えられます。その為、クリーンルームなど、環境に配慮した空間の配線に最適です。ただし、アウトガスを0に抑えられるわけではないので、確実に抑えたい場合は、専用のケーブルを使用することをおすすめします。

アウトガスとは、樹脂板中に含まれる水分や二酸化炭素などが、熱などの外的要因により樹脂外に放出される現象。

 

3.有害物質が発生しない!

被覆材に、有害な重金属やハロゲン元素系が含まれていないため、焼却や火災時にダイオキシンやハロゲンガスを発生させません。さらに重金属を含んでいないため、埋め立て処理を行っても、鉛等の重金属を溶出しません。

 

④エコケーブルのデメリット

電源用(VVF/VA)ケーブル VA-162

 

1.白化現象が発生する

エコケーブルの被覆材料は、ポリオレフィン系材料に水酸化マグネシウム等の難燃剤を配合しているため、強く擦ったり、配管の角等で擦られたりすると、白い跡が残る場合があります。電気性能に直接問題はありませんが、ケーブルの外観が白くなるといった場合があります。

 

2.価格

エコケーブルは、通常のPVCケーブルに比べて1.6~1.7倍ほどコストがかかります。環境への配慮や防災の性能が高い分、多少のコストアップがかかってしまう為、注意が必要です。

 

3.柔軟性

許容曲げ半径は従来のビニル電線・ケーブルと同じですが、被覆がポリエチレンの為、PVCケーブルよりも硬く感じます。

 

⑤まとめ

いかがでしたでしょうか?

エコケーブルを使用しなければならないという決まりはありませんが、公共工事などではエコケーブルの使用を指定される場合があります。

多少のコストアップにはなりますが、環境に配慮し、災害時の防災性能を高められる、今の時代には必要不可欠な要素が詰まった商品です。

施工後のユーザー様の生活を考えた部材選定をすることで、信頼度や他の業者様との差別化を計ることができます。

何か困っていること、お聞きしたいことがあればお気軽にご相談下さい。

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佐々木瞭

佐々木瞭

1994年生まれで、2016年ベストパーツ株式会社入社。
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具を担当しています。
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