温水暖房用エアベントの選び方

今回は、「密閉回路のエアが抜けない」「エア抜きしたはずなのにエアがかんでる」というお客様に喜ばれている、CALEFFI社(伊)の温水暖房用エアベントをご紹介させていただきます。

エアベントは密閉回路の上部に溜まる気体(空気・ガス)を排出するための自動エア抜き弁です。溜まる気体ということは、密閉回路の高い所=空気が溜まりそうな所のすべてに設置するのが正しいです。

ちなみに循環液などの流体に溶存する酸素を積極的に脱気する部品はエアセパレータという別者ですからご注意ください。

ベストパーツがCALEFFI社のエアベントを扱う理由

パネルラジエータなどの冷温水循環回路が一般的な海外において、CALEFFI社はエアベントのトップメーカーだからです。

CALEFFI社とは、暖房・配管・空調・熱測定および再生可能エネルギーシステム用の高品質部品の製造業者でイタリアを代表するメーカーです。全世界でおよそ1300人を超える従業員、世界各国に17の海外拠点を構え世界90ヶ国以上の市場へ向け販売している大企業なのです。ISH(フランクフルト、中国)やMCE(ミラノ)といった世界の空調・衛星展示会に行かれた経験のある方は記憶にあるかもしれません。

 

①エアベント【551004

エアベント【551004】

特殊な内部構造で弁体が長く、加熱システム・空調システムの温水回路内で発生する大量の気泡(最大で10bar)を効率よく開放する機能が特徴的です。また、より高い圧力の配管やブライン濃度でも使用可能です。

内部に気泡が蓄積すると、フロートが落下して排気口が自動的に開き、気泡を放出します。弁体が長いのは液体中の不純物を排気口に到達するのを防ぐからです。万が一排気口に液体が到達しても、上部の膨潤止水キャップによって止水することができます。膨潤止水キャップにはセルロースファイバーディスクの特性を元にしているので、水と接すると体積が50%増加してバルブを閉じ、水漏れを防止し異常時のダメージを回避します。

システム上部の気泡溜りができるところや大口径配管の立ち上げ部分に取り付けるのが最適です。

※取り付けの際は縦向きに据え付けて下さい。

 

②エアベント【502630/502640

回転防止・耐振動システム付きのフロートで弁体が小さく、冷暖房システム配管内の残留空気を除去できます。これにより機器の性能低下を防ぎ配管内のノイズを抑え、残留空気に起因する配管、また機器内の腐食を防ぐことが特徴的です。特殊設計のフロートは、弁体がいかなる外部動作にも影響されない構造になっています。また、メンテナンスや検査などでエア抜き弁を取外した際に自動で止水することで作業を容易にし、Oリング(EPDM)により弁本体との十分な密閉を確保しています。

エアベント【502630/502640】

502630/502640】は、垂直方向排気型になっています。

小口径配管の立ち上げ部分やヘッダーエンドなどに最適です。

③エアベント【502430

エアベント【502430】

502430】は、能力は【502630/502640】と同じですが、平行方向排気型になっています。

弁体がより小さい構造になっている為、設置スペースがないところに最適です。

まとめ

エアベントには以下の2つの判断基準があります。

①高圧力に最適で大量の気泡を効率よく排出するエア抜き

②コンパクトながら高い排出圧力を備え、設置スペースがないところに最適なエア抜き

また、排気方向については配管のピッチや現場の状況により使い分けされます。

選定にお悩みの際に少しでもお役に立てられたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

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日高ダイヤ

日高ダイヤ

2018年ベストパーツ株式会社入社。
1995年生まれの営業部温水暖房担当です。生まれはブラジル育ちは日本!
サンバもサッカーも出来ませんが、温水暖房についてお答えします。「こんなこと聞いてもいいのかな…」と思う質問でも気軽にご相談下さい!
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