コンクリートドリルのメーカー別特長を調べてみました。

コンクリートなどの下穴の穴あけ作業に使用するコンクリートドリルをご利用になる場面は少なくないと思います。弊社の売れ筋は、コンクリート釘に適したΦ2.5、φ2.8、アンカーの下穴に適したφ8.5、φ10.5、φ12.7です。

一方で、【必要なサイズは明確なんだけど、メーカーがたくさんあって、どこを選べばいいのか分からない】というご質問をいただく事があります。結論を言ってしまえばメーカーによる違いはあまり大きくない・・・のですが、それはメーカー様が長年にわたり切磋琢磨した結果であり歓迎すべきこと。

今回は確認の意味で代表的なコンクリートドリルのメーカー別特徴比較を改めて調べてみましたのでご一読いただけると嬉しいです!

藤原産業 コンクリートドリル 振動用

 

藤原産業 EB-SK11 コンクリートドリル

藤原産業様のコンクリートドリルは鋭い刃先で適合材を削ると同時に、適合材を細かく砕くという作業もしています。 硬度があり、磨耗が少なく、しかも衝撃に強い(硬くて、長持ちして、折れにくい)が特長です。

幅広い用途(適合材)に対応できる様に、超硬チップの刃先を採用しています。

ただし、磁器タイル・石材・ホーロー・金属の貫通作業を行う場合は、それぞれ専用のドリル刃を選択して使用して下さい。

なお、電動工具は振動ドリルか回転ドリルを使用して下さい。

ミヤナガ DLSシリーズ デルタゴンビット振動用

ミヤナガのデルタゴンビット3枚刃で作業効率が良く、摩耗が少ない為コスト削減ができます。使用してみると分かりますが真円に近い穴あけが可能です。
ご注意いただきたいのは、電動工具は振動ドリルを必ず振動モードでご使用下さい。インパクトドリルやドリルドライバーを使用すると折れたり、変形しますので中止してください。
切り粉が詰まった場合はビットを引けば切り粉が簡単に取れます。切り粉が詰まったまま穿孔を続けると、ビットの破損につながる場合がありますのでご注意ください。

ハウスBM Bタイプ コンクリートドリル(回転・振動兼用)

ハウスBMは他社と比較して汎用性が高いコンクリート用ドリルです。刃先の角度を程よく設計している商品のため、適合素材が多いうえに電気ドリルの回転モード・振動モードの兼用で使用できる優れモノです。

お客様のご意見で「約10㎜のスレートを1分以内穴あけでき、数十個の穴あけしたが摩耗も少なかった」とご評価をいただいたこともございます。

ユニカ Bタイプ コンクリート用ドリルビット

ユニカは豊富に揃ったサイズにより、作業環境ニーズに幅広く対応してます。耐久性を重視した超硬チップを採用し、ユニカ独自設計の刃先形状・角度により、抜群の切れ味を実現してます。刃先径5.0mm以下のドリルビットには、耐磨耗性・耐衝撃性に優れたSKS材(合金工具鋼)を使用しているためドリルの折れや曲がりを最小限に抑止します。なお、このBタイプは振動ドリルを使用してください。

メーカー別適合材別一覧表

適合材 藤原産業 ミヤナガ ハウスBM ユニカ
コンクリート
ブロック ◎  ○ 
レンガ ○ 
モルタル ◎  ◎ 
スレート  – ◎   ○
ALC  – ◎   ○
日本壁  – ◎   ○
窯業系サイディング  – ◎   –
金属系サイディング  – ○   –
石膏ボード
大理石
磁器タイル ×
塩化ビニール

表を見ると藤原産業様とミヤナガ様は対応していない適合材ががありますが、適合材に対して別種の専用ドリルが用意されております。どちらがプロ用というわけでもありませんが、対象となる素材が絞られているドリルの方が作業性が高く寿命も長いようです。

ベストパーツオンラインショップ

まとめ

コンクリートの穴あけを最もきれいに短時間で仕上げようとお考えの方には、3枚刃で作業効率が良く真円に穴あけができるミヤナガ様のコンクリートドリルをオススメいたします。

一方、あまり穴あけ作業が多くない方には、回転ドリルと振動ドリルのいずれでも使用が可能でサイディングにも適合するハウスBM様が良いかもしれません。

私たちベストパーツが受注当日出荷できるのはミヤナガ様ですが、ユニカ様、藤原産業様、ハウスBM様についても、受注翌々日に出荷できます。ほとんどすべての工具メーカーを短納期でお届けできるベストパーツをどうぞよろしくお願いいたします。

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