冷暖房設備の流量管理に便利なバイパス式流量調整バルブ

冷暖房設備でエリアごとに必要な流量が異なる場合、皆さんどのように設計・施工されていますか?例えば、大きめのポンプを付けて各エリアごとに定流量弁を付けて流量が一定に流れるように設計したり、バッファータンクを設けて各エリアごとに小型循環ポンプで循環させたりと様々です。

場合によってはバルブの開度で感覚的に調整されているケースもあるのではないでしょうか?本稿では、流量を見ながらカンタンに調整できる「バイパス式流量調整バルブ」をご紹介します。

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流量を見ながら調整できる「バイパス式流量調整バルブ

写真はG1/2のバイパス式流量調整バルブ(品番:132402)

バイパス式流量調整バルブの構造

断面図

常時はバルブ下方から循環水が流れ込み上方へ流れていきます。流量を確認したい時に円形のピンを引っ張ると、バイパスの流量計部に流体が流れ込みフロートを持ち上げます。フロートの赤い部分にマグネットが内蔵されているので、④金属ボールが連動してメモリ部を上下する仕組みです。

バイパス構造だから低圧損

円形のピンを引かなければバイパスの流量計部に循環水が流れ込まないので、圧力損失を低く抑えることができます。また、流量計部に異物が詰まる確率も非常に低く抑えることができるため故障を未然に防ぎます。

循環水は流量計即時であってもバイパス経路を流れメモリ部に流れ込むことはありません。万が一メモリ部分を損傷してしまっても循環水が漏れることはありません。

バルブ操作で流量調整がカンタン

バルブ①が内蔵されているため、流量が多すぎる場合には②の軸を回転させることで流量の調整を行うことができます。

置針付だから異常を発見しやすい

メモリ部にある赤い置針は手で動かすことができます。予め設計流量に合わせておけば、流量低下などの異常を誰でも発見できます。

ジャストフィットの専用保温材付き

バルブひとつにつき、厚さ10㎜の専用保温材が付属します。バルブの施工が終わった後に専用保温材を被せて、併せ面のマジックテープで止めるだけのカンタン施工。専用品ですので隙間がなく、放熱ロスや結露を抑えます。

設置イメージ

写真は流量の測定を行っていない状態。メモリ部の玉は下にある。

ピンを手前に引っ張ると玉が現在の流量の値まで上昇します。

写真は弊社ベストパーツマージセンターの冷暖房設備に取り付けられているものです。この流量調整バルブを複数個所に設置してエリア毎の流量調整をできるようにしています。試運転時は、何の調整もせず循環させたところ設計流量に対してエリアによって過不足がありましたが、このバルブを使い調整することでバランスよく循環するようになりました。

まとめ

冷暖房設備において循環液の流量調整は、引渡し後の快適性、満足度を左右する重要な要素のひとつです。引き渡し後でも回路ごとの流量を目視確認しながら容易に調整できる「バイパス式流量調整バルブ」を設置すれば、作業時間と効率アップにつながります。

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大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(31歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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