温水ルームヒーターの銅管フレア接続を架橋ポリエチレン管に変換する継手

室外機と温水コンセントの間を銅管をフレア接続する温水ルームヒーター。設置から10年程度経過したユーザーが、室内の空気が汚れない快適な暖房システムを今後も使い続けたいと考えています。しかし、今となっては銅管のフレア接続より架橋ポリエチレン管を使う施工の方が慣れているとか、銅管は価格が高騰しているので手持ちの配管を使用したい、という施工業者様も少なくありません。本稿では、銅管φ9.52フレアオスを10Aや7Aの暖房用の架橋ポリエチレン管に一発で変換するフレア樹脂管ジョイントをご紹介いたします。

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銅管φ9.52フレアオスを変換する樹脂管アダプター

石油熱源の温水ルームヒーター本体と温水コンセントの接続口は、φ9.52フレアオスで設計されています。一般的に、チューブカッタ(品番:427442)を用いて必要な長さに切断した銅ペアチューブ(品番:SK-3330H)の両端をフレア加工して接続します。とはいえ、暖房配管の主流は架橋ポリエチレン管に取って代わった今となっては、樹脂管で施工できないものかと検討するのは当然です。また、ガス熱源の温水ルームヒーターについては、接続口が樹脂管用のCH式となっているため、そもそも銅管やフレア加工になじみのない方も増えています。銅管φ9.52フレアオスに対して、暖房用の架橋ポリエチレン管をカンタンに接続できる「フレア樹脂管ジョイント」は、これからの新設・メンテナンスに最適です。

フレア加工いらずで施工品質の安定を実現

「フレア樹脂管ジョイント」は、20年ほど前に某温水ルームヒーターメーカーとの共同開発した商品です。開発当時、温水ルームヒーターの主たる販路が家電量販店であったためエアコン設置業者様が当たり前にフレアを切っていましたが、今ではフレアツールを持たない住設系の施工業者様が設置工事を請負う機会が多数を占めています。フレア樹脂管ジョイントを使用すれば、銅管のカットやバリ取りなど練度が要求される工程が不要ですので、どなたでも短時間で接続工程が行えます。

樹脂管側はワンタッチ接続。施工時間を圧倒的に短縮できる「フレア樹脂管ジョイント(品番:WJ10B-UNF)」

架橋ポリエチレン管をワンタッチで接続できる「フレア樹脂管ジョイント(品番:WJ10B-UNF)」は受注当日出荷しています。

架橋ポリエチレン管側がダブルロックジョイントのフレア樹脂管ジョイントです。架橋ポリエチレン管をカットして差し込むだけで施工ができるので作業時間の大幅な短縮が期待できます。

品番 ねじ 樹脂管 基準価格
WJ10B-UNF 9.52フレア 10A ¥1,140

樹脂管側はタケノコ接続。施工性と経済性を両立する「樹脂管ジョイント」

架橋ポリエチレン管側がタケノコ接続の「フレア樹脂管ジョイント(品番:10B5/8-18UNF)」は受注当日出荷しています。

樹脂管側がタケノコ接続の「フレア樹脂管ジョイント(品番:10B5/8-18UNF)」は、継手とワンタッチバンドが2個ずつ入って¥1,380と経済的です。普段から架橋ポリエチレン管を用いて暖房工事をしているからタケノコ接続でも問題ないという方にはオススメです。

品番 ねじ 樹脂管 基準価格
7B5/8-18UNF 9.52フレア 7A ¥1,380
10B5/8-18UNF 10A ¥1,380

まとめ

室外機と温水コンセントの間を銅管をフレア接続する温水ルームヒーター。設置から10年程度経過したユーザーの買換え需要を迎えています。本体と温水コンセントの配管接続方法は、銅管φ9.52のフレア接続を前提に設計されていますが、「フレア樹脂管ジョイント」を用いれば、いつもお使いの暖房用架橋ポリエチレン管で施工することができます。特に、「フレア樹脂管ジョイント(品番:10B5/8-18UNF)」は経済的でオススメです。

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大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(33歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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