あらためて機器側自在ガス栓は、直接ねじ込みが原則です

接続箇所を減らせるから安全性が担保される機器接続ガス栓。続経済産業省の「供給設備、消費設備及び特定供給設備に関する技術基準等の細目を定める告示第10条」の通達によって、出口側が自在のガス栓を機器に接続する際は、ニップル金属可とう管などを使わずに直接ねじ込みが定められています。あらためて認知が広がる半面、複雑でわかりにくくなってきました。最新の機器接続ガス栓を整理して、ガス給湯器設置に適したガス栓をきちんと理解しましょう。

LPガスの場合は給湯器のガス接続口径に注意

ガス給湯器のガス接続口はR1/2とR3/4。それに対応するように機器接続ガス栓の機器接続口もRc1/2とRc3/4が用意されています。

しかし、あらためてガス栓を機器に直接接続することが徹底された今、従来品通りの施工方法で法令を遵守しているとは限りません。ガス給湯器のガス接続口は入り組んでおり、例えば家庭用ガス給湯器の場合、都市ガス仕様のガス接続口が「24号以上はR3/4」、「20号以下はR1/2」の仕様に対して、ハイカロリーのLPガス仕様は「給湯能力に関わらずR1/2」で設計されているのです。

特に、業務用給湯器(50号)も施工されている場合は、ガス種問わずR3/4なのでなおさら。

施工性・安全性とも極めて高い機器接続ガス栓は法令遵守に欠かせない逸品ですが、LPガスの場合に限り品ぞろえを増やさなければならないので順を追って説明します。

鉄管配管や金属可とう管などを用いてガス給湯器に接続する場合

供給配管が鉄管や金属可とう管の場合は、配管側と機器側の双方がめねじのタイプのガス栓が使用可能です。

FV141C-L 耐食性に優れた黄銅製です。

GB341Z 亜鉛製で低コスト、防止タイプで屋外でも安心です。

上の2つのガス栓は機器側が自在式ではないのでガス器具に接続する際にLIA認証を取得しているニップル金属可とう管などの接続具を使用することも可能です。

LIA認証のR1/2ニップルは、ビルコンの施工に必携の品ですが給湯器でも便利です。

ガスフレキ10A・15Aを用いて給湯器に接続する場合

恐らく一番ポピュラーな配管方法と言えるガスフレキ配管。給湯器に接続する際は「フレキUIねじガス栓」を使用すると非常に便利です。

10A用 MF642AQ・15A用 MF643AQ 耐食性に優れた黄銅製です。

GB371PZ5 低コストな亜鉛製で検査孔付きタイプです。

これらのタイプのガス栓を使うことで配管側はガスフレキを直接差込み、機器側は給湯器に直接ねじ込みすることができます。フレキUIねじガス栓は機器側のねじが自在のタイプですので必ずガス器具に直接ねじ込みするようにしてください。

ガスフレキ20Aを用いて給湯器に接続する場合

問題となるケースが20Aのガスフレキを使用する場合。旧来タイプのフレキUIねじガス栓の20A仕様には機器接続口がRc3/4しかないため、LPガス仕様のガス給湯器を接続する現場ではブッシングを使って給湯器のガス接続口であるR1/2にねじ込んでいた方が多いのではないでしょうか?

しかし、ブッシングを用いた施工は「供給設備、消費設備及び特定供給設備に関する技術基準等の細目を定める告示第10条」の原則に反してしまいます。

よって、この問題を解決する新商品の「フレキUI異径ねじガス栓」の品ぞろえを増やさなければなりません。。

MF657AQ 耐食性の高い黄銅製です。

FV657AQ 黄銅製の検査孔付タイプです。

GB371PZ5-205 亜鉛製の検査孔付タイプです。

2019年10月現在で、ガスフレキ20A用のテーパめねじ1/2のフレキUI異径ねじガス栓はこれらの3つしかございません。今後は他のガス栓メーカーも同等品のラインナップが拡充されていくと思われます。

まとめ

給湯器にガス栓を接続する際、多くの場合は以前からあるタイプのガス栓を問題なく使用することができます。しかし20Aガスフレキを用いて給湯器にガス栓を接続する場合に限り、使用できるガス栓が以前とは変わっていますので品ぞろえを増やして緊急の現場対応に備えていただければと思います。ベストパーツオンラインショップ

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佐藤優光

佐藤優光

2014年入社。温水暖房と断熱保温のサブ担当を経て、2016年より燃料配管をメインに担当。1990年生まれ。ベストパーツオンラインの燃料配管の商品ページ作成も担当してます。ご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。
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