水まわりのリフォームに便利な”ペックスエルボ”をご存知ですか?

水まわりのリフォームに架橋ポリエチレン管(PEX)を使用する事は多いと思いますが、安価で接続も容易というメリットがある半面、管自体での小曲がり(直角)が取れないというデメリットがありました。そんな時に有効なのが今回ご紹介する”ペックスエルボ”です。

仕上げの給水モールにエルボが入らない!?

公団などの集合住宅では、バランス釜と瞬間湯沸器で給湯をまかなっているケースがまだまだ多いと思いますが、それらの機器を一般的な”給湯器”に入れ替える場合、給水配管含めて引き直す必要が出てきます。その際、殆どの場合隠ぺい配管ができない為、部屋内に露出配管する事になります。

露出配管はそのままでは非常に見栄えが悪いので、化粧カバー(給水モール)等で化粧をしますが、継手のメーカーや形状によってはエルボがリフォームダクト内に収まらず化粧ができないといった問題が現場で発生していました。

未来工業 RMペアモール曲がり RMPM-20M

エルボソケットの形状やメーカーによっては、リフォームダクト内に収まらない場合があります。

曲がりだけではなく入・出隅や給水栓ボックスも同様で、必要な曲がりが小さくなればなるほどエルボがリフォームダクトに収まらないといったケースも実際あるようです。

 

ペックスエルボなら化粧カバーにラクラク入ります

そんな問題を解消する部材が今回ご紹介する”ペックスエルボ”。架橋ポリエチレン管や継手を製造する積水化学工業株式会社のエスロカッチトシリーズで、簡単に言えば架橋ポリエチレン管を最初から90°に曲げてある商品です。

積水化学工業 ペックスエルボ PEL13

管の両端が少し長めに取ってありますので、リフォームダクトのRや大きさに合わせてカットして頂き、ソケットやエルボを差し込む形になります。

小曲がり配管の化粧でも、カバーに入るか入らないかを心配する必要が無くなります

ターゲットは”集合住宅リフォーム”の小曲がり配管

比較的構造に余裕のある戸建とは違い、集合住宅ではスペース的な制約も含めて配管の曲がりを小さく取らざるを得ない状況が多々あります。給水栓ボックス内やクランク状の出・入隅が連続する場合など、配管取り回しに不安がある現場では大きな効果を発揮します。

給水栓ボックスでの小曲がり施工例

出隅・入隅が連続する場合の施工例

圧力損失はエルボソケットと比較してどうなのか

一般的な内径シールのエルボソケットと比較すると、ペックスエルボは架橋ポリエチレン管と同じ内径のため、流量も確保され圧力損失も低くなります。しかし、実際は両端に継手を接続して使用するので、最終的にはほとんど変わらないというのが積水化学工業の見解です。よって、圧力損失の低下は実質見込めないとご理解ください。ちなみに相当管長は、13A:0.6m/16A:0.9mとなっております。

サイズバリエーション

サイズは2種類あり、架橋ポリエチレン管13Aと16Aと同様の規格となります。

品名 品番 規格 小箱入数 大箱入数 定価 基準価格
ペックスエルボ13 PEL13 13A 12個 72個 ¥1,400 ¥700
ペックスエルボ16 PEL16 16A 10個 60個 ¥1,620 ¥810

各メーカーの代表的なエルボソケット

そうは言ってもエルボソケットで充分というご意見もあると思います。弊社でも一流メーカー品を豊富にご用意しておりますので、参考までにご紹介します。

積水化学工業株式会社 エスロカチットシリーズ

国内シェアNo.1とも言われるエスロカチットシリーズです。金属ボディと樹脂ボディがあり、それぞれ内径シールのワンタッチ式となっています。管と継手の接続時の「カチッ」という音で正しく接続されているかがわかるようになっています。

積水化学工業 エスロカチット エルボソケット(青銅ボディ) SML13 1個から当日出荷

積水化学工業 エスロカチットS エルボソケット(樹脂ボディ) SPL13 1個から当日出荷

三菱ケミカルインフラテック株式会社 エクセルイージーフィットクリアシリーズ

以前はオンダ製作所のOEM”エクセルイージーフィット2”が主力でしたが、ここ最近は樹脂ボディの内径シール方式のエクセルイージーフィットクリアに切り替わっています。コンパクトで安価なのが魅力です。

三菱ケミカルインフラテック エクセルイージーフィットクリア エルボソケット(樹脂ボディ) R-MZE-FJ-13 1個から当日出荷

株式会社オンダ製作所 ダブルロックジョイントPシリーズ

競合他社に先駆けてボディを樹脂化し、軽量化とコストダウンを実現したのがダブルロックジョイントPシリーズ。名前の通りダブルロックジョイント(外径シール)を採用しており、流量を確保しやすいのが魅力です。継手とインコアが一体化されている為、内径シールの他社商品同様に差し込むだけで接続が可能です。

オンダ製作所 ダブルロックジョイントP エルボソケット(樹脂ボディ) WPL3-13-S 1個から当日出荷

株式会社オンダ製作所 ダブルロックジョイントシリーズ

架橋ポリエチレン管のワンタッチ継手では最も長い歴史を持つ、金属ボディの外径シール方式の継手です。サイズ、ラインナップが他社を圧倒するほど豊富で、材質も「青銅」と「黄銅」の2種類を準備するほどの念の入れようです。ちなみに、青銅と黄銅の使い分けは、【土中埋設する場合→青銅】【埋設しない場合→黄銅】が一般的です。

オンダ製作所 ダブルロックジョイント エルボソケット(青銅ボディ) WL3-13C-S 1個から当日出荷

オンダ製作所 ダブルロックジョイント エルボソケット(黄銅ボディ) WL3-13-S 1個から当日出荷

まとめ

水まわりのリフォームに最も多く使用されている架橋ポリエチレン管ですが、狭い場所や小曲がり部分の仕上げに苦慮するケースがあります。それを解決する1つの方法が”ペックスエルボ”。給水給湯用のRMモールやリフォームダクトにもラクラク収まり、小曲がりでも難なく対応できるのが魅力です。しかし、エルボソケットで対応できるケースも多いですので、使用する現場状況に合わせて使い分けしてください。

ベストなパーツでは、施工業者様の住宅設備部材に関する小さな疑問やお困りごとの解決のお手伝いをさせて頂きます。

ベストパーツオンラインショップ

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
Katsuhito Sasaki

Katsuhito Sasaki

2001年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。2002年より営業職。分類は設置固定を担当。1976年生まれ。
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!