圧倒的なコンパクトさで現場での作業効率がアップ

そもそもワンタッチ式で専用の工具が不要という大きなメリットを持つイノクイック。一方で、プレス式の「モルコジョイント」で大きなシェアを持つ「株式会社ベンカン」が製造・販売する「EGジョイント」など、市場では同じワンタッチ式の製品が多数リリースされています。そんな中イノクイックが支持されている一番の理由が「圧倒的なコンパクトさ」。特に配管同士を接続する場合の作業のしやすさから、現場でも好評価を得ています。

他社の半分!?圧倒的にコンパクトなボディ

①がイノクイック、②がEGジョイント、③が1押継手

イノクイックの最も優れたポイントの1つが「ボディの小ささ」です。配管更新や機器の入替では特に、狭い場所での作業が必要になる場合もあります。イノクイック(ソケット13SUの場合)は、全長42㎜と競合製品と比較して圧倒的にコンパクトなため、狭小部での配管接続作業がよりしやすく作業効率を上げることができます。

接続後でも管が回転するから微調整がカンタン

イノクイックのもう一つの人気ポイントが、管と接続した後でも管が回転するため微調整ができるというところ。特にバルブ等の角度調整に便利なため、現場の仕上り具合にこだわりを持つ職人さんには特にオススメです。

銅管15A～25Aにも対応

イノクイックは、一般配管用ステンレス鋼管(JIS G3448)15SU～40SUに対応するほか、銅管(JIS H3330)15A～25Aにも対応しています。2種の配管材料に1種類の継手で対応できることも、イノクイックの大きな特徴です。もちろん「日本水道協会品質認証センター認証登録品」となっておりますので、安心してご使用いただけます。

他社製品より価格もお手頃で使いやすい

イノクイックは競合製品と比較してお手頃な価格設定がされており、これもファンの多い理由の一つとなっています。もちろんプレス式と単純比較すれば高いですが、専用工具が不要で取り外しも容易など、たくさんの付加価値を加味すれば、むしろ破格な存在なのかもしれません。

欠点は大口径サイズ(50A)の設定が無いこと

13SU～25SU商品は当日出荷、それ以外は受注生産となっております。

一方で、イノクイックに欠けているのは「50A」サイズの設定が無いこと。13SU～25SUサイズまでが標準、30SUと40SUが受注生産と、小口径に特化したサイズ展開となっております。したがって、戸建や集合の給水給湯配管工事の比率が高い方にイノクイックは向いていると言えるでしょう。

ラインナップ

まとめ

一般配管用ステンレス鋼管に使用する継手の中でも、コンパクトな設計で狭小部でも使いやすいと評判なのが、ワンタッチ継手の「イノクイック」。接続後でもパイプが回転することや、競合の同等品と比較して安価というところも人気の秘密です。サイズは13SU～25SUまでが標準品でそれ以上が受注生産になるなど、主に小口径用途を意識したラインナップとなっております。集合物件での機器入替に関わる配管接続工事はもちろんの事、戸建等でも狭い場所があれば、是非とも使っていただきたいオススメの部材です。