ヒートポンプ式の温水暖房に使いたい。軽くてオススメ「671樹脂ヘッダーセット」

建物の熱特性は建築年代によって異なり、それは年々向上しています。例えば冬場の室温を25℃に保つために古い建物では高温の温水を流す必要があるのに対し、新しい建物では低温の温水を流しても同じ室温25℃にすることができます。また、設定室温に到達してからの室温変動も小さくなり快適性が向上しました。

こういう最新の住宅は熱源機のムダな動きを削減することができるため、ヒートポンプ式の温水暖房が採用される機会が増えてきました。

この市場変化は、2000年頃の欧州で起こったものと非常に似ています。その頃に発売され、現在ではアメリカ、中国でも人気が高い「671樹脂ヘッダーセット」をご紹介します。

軽くてオススメの高バランスモデル

ヒートポンプ式の温水暖房設備は、学習した建物の熱特性を考慮し、外気温・室温の変動に応じて適切な目標温水温度を決定します。その温度制御能力は高く設定室温を変更したときの応答性が向上し効率的にヒートポンプを運転でき、省エネ性も向上しています。

最新の住宅であれば高温を要求することは考えにくく、通湯温度は40℃~60℃で循環させることが多いため、金属製ヘッダーを採用する必要がありません。そこで機能は「668ヘッダーセット」そのままに、材質を黄銅からPA66(66ナイロン)で設計し直したのが「671樹脂ヘッダーセット」。

PA66(66ナイロン)は、世界初の合成繊維として有名でポリアミド系樹脂の中では、最も優れた機械的強度があります。またガソリン・オイル等の有機溶剤に対して優れた耐性がありますので不凍液などを流しても安心です。

この商品は、最新機能がぎっしり詰まっているのに、驚くほど軽い!一方では主管、分岐管、熱動弁を接続するねじ部には金属を採用しているバランスが世界で支持される理由ではないでしょうか?

温水暖房に必要な部材を丸ごとセット

以前の記事「欧州で668ヘッダーセットが定番であり続ける理由」でも取り上げた668ヘッダーセットと同様、往き戻りのヘッダーと主管バルブ、流量計、分岐管用バルブ、エアベント、ドレンコックが組立てられ通水テストも実施済みの状態で出荷されますから、施工時間と漏水リスクを大幅に削減できます。更にはサーモテープ式のデジタル温度計も内蔵されていますので温度計もつける必要はありません。

結局、現場作業は主管バルブの向き調整だけといっても過言ではない商品です。

回路別に1~4L/minの範囲で流量調整

往き側ヘッダーには熱動弁がつけられるストップバルブ、戻り側ヘッダーには流量計付き流量調整バルブが内臓されています。放熱端末が多いシステムでは、本来、回路ごとの流量調整が必要ですから重要な機能です。流量調整の仕方は簡単で、往き側ヘッダーに内臓されている流量計を見ながら、フローメーター部をクルクル回しながら1~4L/minの範囲で調整してください。

熱動弁がヘッダー上部に直接取り付けられる

戻り側に内臓されているストップバルブは手動で開閉できますが、熱動弁を接続して暖房用コントローラと組み合わせれば自動制御をすることができます。床暖房では必須アイテムですが、パネルラジエータの場合でもサーモバルブで調整するよりユーザーの使い勝手が良いという理由でコントローラを組み合わせることが多くなっています。

熱動弁は電圧にあわせて選定

熱動弁はストップバルブのストローク長と合わせなければ完全止水ができません。よって、CALEFFIのヘッダーにはCALEFFIの熱動弁を使います。この3タイプの熱動弁の施工が国産とは大違い。写真の下にあるリングをヘッダーに手締めでねじ込んだら、本体を上からパチンと音がするまで押し込むだけです。

  1. AC100V仕様    116001
  2. AC230V仕様    656202
  3. AC-DC24V仕様  656204

デジタル温度計で流体の温度が一目瞭然

往き戻りのヘッダー本体にはデジタル温度計(24℃~48℃)が組込まれています。変色することで現在温度を表示するサーモテープ式温度計のため、温度の読み取りが容易で設置作業時の衝撃で破損する心配もほとんどありません。

流量計と併せてシステムの運転状況の確認や評価に便利です。

取替えができるカップリングアダプタ

分岐管との接続はダブルOリング付の専用カップリングアダプタ「675850」を本体に差込み、クリップで止めるだけで完了です。更にこのカップリングアダプタを「675852」に付け替えるればRc1/2ねじに変換することができますので、いつもお使いの架橋ポリ用オスアダプタなどと組み合わせることもできます。

カップリングアダプタに使いたいR1/2の継手

架橋ポリエチレンパイプ用ねじ込み継手

エクセルパイプはもちろん、O2ストップパイプにも使えます。

架橋ポリエチレンパイプ用ワンタッチ継手

ダブルロック式の樹脂管用ワンタッチ継手は、ロックリングがO2バリアフィルムを傷つける恐れがあるためO2ストップパイプには使えません。

まとめ

ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)などの最新住宅では、低温の温水で快適な室温を実現できます。こういう最新の住宅は熱源機のムダな動きを削減することができるため、ヒートポンプ式の温水暖房が採用される機会が増えてきました。

ヒートポンプ式温水暖房の通湯温度は低いので、「671樹脂ヘッダーセット」がシステムにマッチするベストなパーツではないでしょうか?

ご意見、ご質問はお気軽に。

ベストパーツオンラインショップ

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(31歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!