複雑な床暖房のレイアウトを実現する「キュア真打」

近年の温水式床暖房の放熱端末の主流は温水マットですが、注文住宅などで居室の形状に合致しない場合や、アイランドキッチンなどあらかじめ決められたサイズラインナップでは温水マットの枚数が多くなり、結果的に回路数も増え、施工の手間や価格面で床暖房を断念せざるを得ないケースはありませんか?

今回紹介する「キュア真打」はそのような問題を解決することができるアイテムです。

キュア真打とは

厚さ12mmのパネルに専用の7A架橋ポリエチレンパイプを現場配管することで柔軟な設計が可能な温水床暖房パネルです。

建物の形状に合わせて敷設できる

3種類のラインナップを組み合わせる

キュア真打は3種類のパネルを組み合わせて、温水マットに比べて自由度の高い敷設を可能にしています。

FB-0609S-6FB-0909S-4は直線部分のパネルでFB-0902R-8は部屋の隅でパイプをターンさせる場合や狭いエリアに敷設する場合に用います。

部屋の形状に合わせてカットできる

3種類のパネルはいずれも303mmピッチで通っている小根太に沿ってカッターなどで分割することができます。また図面の910mm方向の中心部もカットすることができ、455mmのパネルとしても使用することができます。

カットすることでFB-0909S、FB-0609Sは最小で303mm×455mmのパネル、FB-0902Rは303mm×160mmのパネルとして使用することができ、割付のバリエーションが広がります。

回路数を減らすことができる

アイランドキッチン、斜めの壁など従来の温水マットでは設計に悩んでケースでもキュア真打では簡単に割付ができます。ちなみにこの物件は温水マットの場合、9回路程度になりますが、キュア真打では5回路で設計ができました。回路数の削減で、施工の手間や材料費の低減も期待できます。

採用にあたって注意したい点

専用パイプの7Aパイプが必要

キュア真打は敷設したパネルに7Aの架橋ポリエチレン管をはめ込んでいきます。

7Aの架橋ポリエチレン管はいくつかの配管メーカーから発売されているので安価なものを選んでしまいがちですが、キュア真打に限っては必ず専用品のキュア真打専用パイプ「7CS」を使用しなければなりません。

架橋ポリは熱によって伸縮する性質があります。施工時はパネル内にきれいに収まっていても通湯時の熱によって伸び、運転を止めると冷えて縮みます。ピシッピシッという床なり(音鳴り)クレームの原因はそれであることが多いのです。

キュア真打専用パイプ「7CS」はキュア真打と組み合わせて使用することを想定し、音鳴り対策を施した配管なのでもっとも安心してご使用いただけるアイテムです。

1回路の配管長は76mまで!

複雑な箇所や狭い場所にも割付できるのでついつい1回路の配管を長く設計してしまいます。

しかし、メーカーである三菱ケミカルインフラテックの工事説明書によると、1回路の配管長は最大76m、パネル内は約50m以内と記載があります。これは7A配管の圧力損失を考慮し、一般的なヒートポンプ熱源器を使用した場合を想定して算出されています。

配管長がこの範囲で収まらない場合は、圧力損失の計算し熱源器のポンプ能力と比較されることをおすすめします。

まとめ

建物に合わせて柔軟に対応することができるキュア真打は注文住宅のみならず、幼稚園、保育園や福祉施設などでも設計の自由度、回路数削減による、施工時間の短縮など採用のメリットのあるアイテムだと思います。

ベストな暖房プランの提案の一助になれば幸いです。

ご意見、ご質問はお気軽に。

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大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(31歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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