スパイラルステップドリルの使用写真

施工業者の工具箱が変わる!スパイラルステップドリルの衝撃的な利便性

変化が速い先端工具の世界。例えば今でも、「既存の穴を少し拡げたい場合や複数のサイズの穴を開けたいといった現場では、目的別のドリルを用意する必要がある」と思っている方が多いと感じます。本稿では、穴の拡径や複数のサイズの穴あけが、たった1本でできるスパイラルステップドリルをご紹介いたします。

1本で最大13サイズに対応!作業効率を格段に向上させる「スパイラルステップドリル」

複数のサイズの穴あけを行う必要がある現場では、都度ドリルの取り替えが必要です。普段何気なく取り替えていても、1本で対応ができるようになれば取り替える手間を省き、連続的な作業が可能となります。

スパイラルステップドリル1本が通常ドリル何本分かを示した写真

「スパイラルステップドリル」は1個から当日出荷です。

商品コード サイズ 用途
SSD-1 3・4・5・6・7・8・9・10・11・12mm 鉄板2mm

アルミ2mm

SSD-2 4・6・8・10・12・14・16・18・20・22mm
SSD-3 4・6・8・10・12・14・16・18・20・22・24・27・30mm
SSD-4 3・4・5・6・7・8・9・10・11・12mm ステンレス板1mm

鉄板2mm

アルミ2mm

SSD-5 4・6・8・10・12・14・16・18・20・22mm
SSD-6 4・6・8・10・12・14・16・18・20・22・24・27・30mm

切れ味と耐久性が向上!螺旋形状がもたらす3つの利点

スパイラルステップドリルが従来のドリルと一線を画すのは、その螺旋状の刃にあります。この独特な形状が、作業の品質と効率を劇的に向上させます。

切削抵抗を低減し、作業スピードが向上

一般的なストレートタイプのドリルは、刃の先端部分で切削するため、素早く穴あけするには高回転が必要となり、素材への負荷も大きくなります。一方でスパイラルステップドリルは、螺旋状の刃が素材を360°全周で切削するため、切削抵抗が分散され、より少ない力で軽快に穴あけが可能です。

ストレートタイプの刃とスパイラルタイプの刃の形状の差を示した写真

刃を螺旋状にすることで穴あけスピードが向上

切粉の排出性が高く、刃の寿命が長持ち

螺旋状の溝は、穴あけ時に発生する切りくず(切粉)を効率よく外へ排出する役割も担っています。これにより、切粉が溝に詰まることによる摩擦熱の発生が抑えられ、刃の耐熱性が向上します。

軸折れのリスクを軽減し、連続作業を可能に

インパクトドライバーなど高トルクの電動工具を使用する際、負荷がかかりすぎると軸が折れたり、刃先が破損したりするリスクがあります。スパイラルステップドリルは、螺旋形状によって切削時の負荷を分散するため、軸への負担を大幅に軽減します。

穴あけだけではない!1本でマルチに活躍する「タケノコドリル」の隠れた能力

スパイラルステップドリルは、別名「タケノコドリル」とも呼ばれ、単なる穴あけ工具にとどまりません。その段々になった刃は、穴の拡大、皿もみ、そしてバリ取りといった様々な用途に活用できます。特に、金属板の穴あけ後に発生するバリは、手作業でのバリ取りが必要となるため、多くの時間を要する作業でした。スパイラルステップドリルなら、穴あけ作業の延長でバリ取りまで一本で完了できるため、作業効率がさらに向上します。

スパイラルステップドリルの使用例

使用例

まとめ

スパイラルステップドリルは最大13サイズのドリルを1本で穴あけ作業を行うことができるので、複数のドリルを持ち歩いたり、都度取り替える手間を省くことができます。また、バリ取りなど通常のドリルでは行えない作業まで行うことができるのでオススメの商品です。

※本記事は2022年3月2日に公開しましたが、修正を加えて2025年9月26日に再度公開しました。

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