VVFケーブルの被覆があっという間に剥ける!必見の【ストリッパー】
ハンドルを握るだけのカンタン作業
電工ナイフを使用する際、外装の被覆を剥くために円を描くように切り込む必要があります。しかし、力の加減を誤ると芯線に傷をつけてしまうことがあり、やり直しの必要が生じることも。さらに、IV線の被覆を剥く際には、1本ずつ切り込みを入れてニッパで作業を行いますが、ここでも正確な力加減が求められます。過去には、時間をかけても熟練の職人の手で確実に作業が行われていましたが、現代の現場では効率が重視されます。そこでオススメしたいのが「ストリッパー」の活用です。VVFケーブルをセットし、ハンドルを握るだけで、簡単にきれいに被覆を剥くことができます。
数をこなす施工業者様であれば「Fケーブルストリッパー(品番:VS-○1623)」
MCC製「Fケーブルストリッパー」は、ハンドルをガチャンと握るだけで被覆がスムーズに剝離・スライドします。この使い心地の良さから、多くの施工業者様が一度使うと手放せなくなるとのフィードバックを頂いています。特に、多数の作業を行う際には、この「Fケーブルストリッパー」の使用が強く推奨されます。
Fケーブルストリッパ
品 番 | 規格 | 全長 | 重量 | 電線対応サイズ | 基準価格 |
VS-R1623 | 右利き用 | 184㎜ | 390g | 1.6㎜(2芯・3芯) | ¥9,300 |
VS-L1623 | 左利き用 | ¥9,300 |
ユーザーフィードバック多数の切り込み深さ調節ダイヤル
MCC製「Fケーブルストリッパー」は、調整ダイヤルを搭載しており、これにより各電線メーカーの被覆の硬さの違いに合わせて力加減を簡単に調節できます。特に、ベストパーツオンラインで取り扱っている弥栄電線製のVVFケーブルに関しては、切り込み深さ「3」での使用が最適と、多くの施工業者様からのフィードバックを受けています。
業界初!左利き専用ストリッパの登場
これまで右利き用のツールを使い、不自然な角度や手の動きで作業を行っていた左利きの施工業者様へ朗報です。業界初として左利き専用のラインナップを展開。不便を感じていた日々から解放され、より快適な作業を実現できるでしょう。
替刃もラインナップ
Fケーブルストリッパー用替刃
品 番 | 規格 | 基準価格 |
VSER1623 | 右利き用 | ¥1,750 |
VSEL1623 | 左利き用 | ¥1,750 |
被覆剝きに加えて「の」の字まげまで行える「VVFストリッパー(品番:P-958)」
HOZAN製「VVFストリッパー(品番:P-958)」は、先端がプライヤー仕様となっており、被覆剥きから切断、さらに「の」の字加工まで、この1本で全ての作業が可能です。ペンチやニッパといった他の工具を持ち替える手間が省けるため、作業の効率が大幅に向上します。ただ、被覆を剥く際にはハンドルを握った後、少しネジリ取る動作が必要となるため、大量のVVFケーブルを連続して作業する際には少し時間がかかることも。しかし、1つのツールでVVFケーブルの加工全工程をカバーできる点は、非常に大きな利点と言えるでしょう。
VVFストリッパー(品番:P-958)
品 番 | 全長 | 重量 | 電線対応サイズ | 基準価格 |
P-958 | 225㎜ | 210g | 1.6㎜(2芯・3芯) | ¥4,170 |
VVFケーブルに加えてより線のストリップも可能な「ワイヤーストリッパー(品番:P-960)」の特徴と注意点
HOZAN製「ワイヤーストリッパー(品番:P-960)」は、単線(0.65~2.0)およびより線(0.3~2.0)のストリップ作業を1丁で行うことができます。先端がプライヤー仕様となっているため、「VVFストリッパー(品番:P-958)」と同じく、「の」の字加工などの細かい作業も可能です。ただし、複数の芯線を同時にストリップすることはできないため、各芯線を1本ずつ順番にストリップする必要があります。この点を注意しながらの使用が推奨されます。
ワイヤーストリッパー(品番:P-960)
品 番 |
全長 |
重量 |
電線対応サイズ |
基準価格 |
|
単線㎜φ | より線㎜² | ||||
P-960 | 163㎜ | 80g | 0.65・0.8・1.0・1.6・2.0 | 0.3・0.5・0.75・1.25・2.0 | ¥2,960 |
軽量性と使いやすさ
HOZAN製「ワイヤーストリッパー(品番:P-960)」は、わずか80gという軽量設計で、先述した「VVFストリッパー(品番:P-958)」の重量の半分以下です。この軽さが手への負担を大幅に軽減し、作業効率を向上させています。さらに、ハンドルは細身の形状を採用しており、握りやすさを追求。長時間の連続作業でも疲れにくい設計となっています。
まとめ
住宅内での電気設備、特にコンセントやスイッチの接続には、VVFケーブルの使用が一般的です。その被覆を剥く作業は、電工ナイフを用いると絶妙な力加減が求められ、熟練者でなければ芯線を傷つけるリスクや時間のロスが発生します。かつては、職人の豊富な経験と時間を頼りに施工が行われていましたが、現代の工事はスピードと正確さが求められます。
そこで、大量のケーブル加工を効率よく行いたい場合、MCC製「Fケーブルストリッパー(品番:VS-◯1623)」がオススメ。ハンドルを握るだけで瞬時に被覆が剥けます。また、「の」の字加工まで一貫して行いたい場合は、HOZAN製「VVFストリッパー(品番:P-958)」が適しています。さらに、VVFケーブルだけでなく、給湯器のリモコン配線などのより線作業も多い場合、HOZAN製「ワイヤーストリッパー(品番:P-960)」が最適です。
※この記事は2023年3月22日に公開した記事ですが、商品を追加し2023年8月29日に再度公開しました。
佐々木瞭
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