部品交換ができメンテナンス性に優れたソーワエンジニアリングの暖房用熱動弁

温水暖房のON/OFF制御に数多く用いられている熱動弁。中でもソーワエンジニアリング社の熱動弁は、「アクチュエーター部」と「バルブ部」が分割できるメンテナンス性に優れた熱動弁です。

熱動弁とは

熱動弁とは、熱動素子が封入され通電による発熱によって動作する「アクチュエーター部」と、流体と触れ合う弁体が内臓されている「バルブ部」の2つの部材で構成されている電子制御バルブです。

熱動弁の課題はメンテナンス性

オンオフ制御だけなので寿命の長い部品ですが、「アクチュエーター部」の劣化や「バルブ部」内部の弁(コックアッシ)に異物が詰まったり、そもそも弁が劣化したりすると止水不良が発生します。

一般的に熱動弁は、「バルブ部」のストローク長と「アクチュエーター部」作動距離を合わせるために一体化されているため、どちらか一方の不調であっても丸ごと交換しなければなりません。丸ごと交換というのは結構大掛かりなメンテナンス工事になります。

一体型熱動弁(品番:HP305K)は当日出荷

分離できる熱動弁

温水ヘッダー用に開発されたソーワエンジニアリング社のアクチュエーター部(品番:HAC-110)は、そもそも手締めナットで温水ヘッダーに後付けするよう作られています。本稿でご紹介するのは、そのアクチュエーター部に合わせたバルブ部(品番:VAL152、VAL202)と組み合わせる方法です。これらを組み合わせることで、万が一アクチュエーター部(品番:HAC-110)が故障した場合は、それだけを交換すればよくなり、配管を触る必要がありません。

仮にアクチュエーター部(品番:HAC-110)が故障し動作しなくなった場合は、アクチュエーターを外すことで強制的に通水させ温水を循環させることもできます。これも分割できるメリットではないでしょうか?

アクチュエーター部(品番:HAC-110)は、手締めナット(M30×1.5)でバルブ部との取付・取外が容易です。

ただし、新規で設置する場合、日本サーモスタット社の熱動弁のような一体型の方が工数が少ないので短時間で施工できます。

バルブ内の弁(コックアッシ)だけ交換できる

どんなバルブでも長期間使用していると止水能力が低下してきます。

特に熱動弁に使用されているバルブ内部は動作の仕組み上、グローブ型がほとんどです。この仕組みは水道の単水栓などと同じ構造で、弁を弁受けに押し付けることで止水しています。よって、弁が劣化してくると、きつく締め付けなくては止水できなくなります。単水栓で経験があるのではないでしょうか?

熱動弁の場合、押し付ける力と押し付ける距離はアクチュエータのストローク長の範囲内でしかないので、その範囲を超えると止水できなくなります。

でも、この熱動弁はバルブ部(品番:VAL152、VAL202)の弁体のみ「コックッシ(品番:COCKASSY)だけの設定があります。バルブ部(品番:VAL152、VAL202)の六角のナットまわすと外れ、交換することができます。メンテナンス費用の大きな削減ができるのではないでしょうか?

流体圧力は1.0MPa、差圧は0.1MPaまで対応

流体の圧力は1.0MPaまで対応しているので、多くの温水暖房システムに使用できます。熱動弁には使用できる差圧の範囲があり、これを超えると微少漏れを起こします。暖房の場合は特に気にすることはないかもしれませんが、冷水の場合は流れて欲しくないことろにも流れてしまうことになりますので気を付けたい値です。

一般的な熱動弁と同様に0.1MPaの差圧まで使用することができます。

バルブ部は15A・20Aのラインナップでアクチュエータは共通

バルブ部(品番:VAL152、VAL202)は、Rc1/2の「VAL152」とRc3/4「VAL202」の2種類の用意があります。アクチュエーター部は「HAC110」を共通で使用することができます。

まとめ

温水暖房に用いられている熱動弁は、オンオフ制御だけなので寿命の長い部品です。それでも「アクチュエーター部」の故障、「バルブ部」の弁の劣化や異物の詰まりなどが発生した場合は、丸ごと交換しなければならず大掛かりな交換工事が発生します。

でも、ソーワエンジニアリング社の熱動弁なら「アクチュエーター部」と「バルブ部」が分割できるのでメンテナンス性に優れています。

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(31歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!