在来工法の浴室を温水式床暖房にリフォームするダイヤベースボード™
断熱工事とパイピング工事が一度にできる
従来、在来工法の浴室で床暖房を設置する場合は、図1左側のようにコンクリート埋設をしなければなりませんでした。大まかに①防湿工事→②断熱工事→③パイピング工事→④ワイヤーメッシュへの結束作業→⑤コンクリート打設工事→⑥表面の仕上げ、という工程を経ていました。しかし、断熱機能と配管の固定機能を兼ね備える「ダイヤベースボード™(品番:DB6084)」を用いれば、「②断熱工事→③パイピング工事→④ワイヤーメッシュへの結束作業」までの3工程を省略できます。なお、断熱の効果は一般的な建築用断熱材と同じですので、安心してご使用いただけます。
取り扱いが容易なダイヤベースボード™
品番 | 寸法 | 入数 | 基準価格 |
DB6084 | 600×840×42mm | 8枚/箱 | ¥15,900 |
カッターで切断が可能
「ダイヤベースボード™(品番:DB6084)」の材質はポリエチレン製ですのでカッターでも切断できます。断熱材カッター(品番:SDC-80)を使用すると、スーッと切断ができますので、フリーデザインの在来浴室にも柔軟に対応できるのでオススメです。
軽くて運搬性に優れている
サイズは600×840×42mmとコンパクトな上に635gという軽さなので運搬性にも優れています。1箱8枚入りの商品ですが、8枚合わせても約5㎏なので階上であっても人の手を借りずに搬入できます。
パイピングが容易
突起部分に暖房用の架橋ポリエチレン管(品番:XLFH-10またはUST-10L-S)を這わせるだけで配管の固定まで完了するので、ワイヤーメッシュにパイプを結束する手間がありません。実際にご使用いただいた方には「ボードを並べてパイプをはめるだけで本当にカンタンだった」とご評価いただいている商品です。
代表的な配管パターン
放熱量が多い「往復式」
往復式は、単位当たりに敷設する配管本数が多いので放熱量が多く温まりが早くなります。小面積でも作用されることはありますが、どちらかと言えば広い面積に対して採用されている配管パターンです。
敷設が容易な「つづら折り式」
敷設が容易で、且つ往復式に比べて配管長が短く済みますのでコストダウンしたい現場に採用されている配管パターンです。最大2畳までの小面積であれば十分な暖房効果を発揮します。
まとめ
在来工法の浴室は、床をタイルで仕上げていることが多く足元が冷たく感じられます。そのような現場を床暖房にリフォームする場合、技術面では架橋ポリエチレン管(品番:XLFH-10またはUST-10L-S)をワイヤーメッシュへ結束する作業に熟練した技術を要するうえ、そもそも多くの職人の力を借りなければならずお見積も厄介でした。しかし、「ダイヤベースボード™(品番:DB6084)」を使用すれば、工程が短縮できるのでお見積から施工までがとても楽になります。なお、配管パターンは床暖房の敷設面積に応じて「往復式」と「つづら折り式」からお選びください。
永井達也
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