1種類で多くの露出ガス栓に対応できる藤井合金製作所の『ガス栓固定台座』
露出タイプガス栓施工における『ガス栓固定台座』の役割
壁裏や屋外において、施工業者様の多くがガスフレキで配管しています。露出タイプのガス栓にガスフレキを使用する場合、特に鉄管接続を前提とした設計では『ガス栓固定台座』での固定が不可欠です。
従来品の注意点
従来の『ガス栓固定台座』は、バックプレートの形状により「羽根式」と「馬蹄式」の2種類があり、さらにそれぞれ、ねじ穴の位置が異なる「Aタイプ」と「Bタイプ」が存在していました。仕上がりを美しくするためには、このAタイプとBタイプを正しく使い分ける必要があり、事前にお手持ちのガス栓の六角部の向きを把握しておかなければなりませんでした。

従来の『ガス栓固定台座』の選定図。六角部の向きによって使い分ける必要があります。
「化粧座金」の付属で部材選定の迷いを解消
今回のリニューアルにおける最大の特徴は、台座に「化粧座金」が標準で付属したことです。これにより、ガス栓の向きに関わらず、一つの台座で対応が可能となりました。
馬蹄式の『ガス栓固定台座』(商品コード:F-914C)
『ガス栓固定台座(商品コード:F-914C)』は、バックプレートの形状が馬の蹄を彷彿とさせることから、馬蹄式と呼ばれています。ガス栓固定台座セットが初めて商品化された時からの仕様であり、採用実績が豊富でベテランの職人様にもよく知られています。
| 商品コード | 壁厚 | 開口サイズ |
| F-914C | 3~25mm | φ50 |
取り付け手順
- 壁にφ50の穴を開ける
- ガス栓の六角部を座金フランジの六角支え部にはめ込む。
- 片ねじソケットのねじ部に固定用ばねを取り付け、シール材を塗布後ガス栓にねじ込む
- 片ねじソケットにガスフレキを挿入する
- ワイヤーをほどいてからバックプレートを壁穴に通す
- ワイヤーを片ねじソケットに巻き付けて取り付け用ねじを締め込んで固定する
- 化粧座金を取り付ける
羽根式の『ガス栓固定台座』(商品コード:F-931B)
『ガス栓固定台座(商品コード:F-931B)』は、そのバックプレートの形状が羽根に似ているため、室内側からガス栓を直接固定できるため、馬蹄式のように針金を使って引き込む手間がありません。施工の簡単さから、近年取り扱い数量が増えている注目の形式です。
| 商品コード | 壁厚 | 開口サイズ |
| F-931B | 5~35mm | φ50 |
さらに施工しやすく進化した機構
羽根式の大きなメリットは、ガスフレキを通した状態でバックプレートを壁裏に通すため、誤って壁裏にバックプレートを落とす心配がないことです。しかしながら、従来品は羽根が開いた状態のまま固定されていたため壁を通す際にバックプレートを斜めにするなどの工夫が必要でした。

従来の羽根型バックプレートは壁を通す際にひと手間必要でした。
一方、新しくなった『羽根式ガス栓固定台座(商品コード:F-931B)』は、取り付け用ねじをねじ込むことでφ49のバックプレートが最大幅約60mmになります。この羽根が広がる機構によって、φ50の開口部分をスムーズに通過させることができ、施工の煩わしさを解消しています。

羽根が閉じた状態で壁を通り、締めることで広がる新機構。引っかかりなくスムーズに壁穴を通せます。
取り付け手順
- 壁にφ50の穴を開ける
- ガス栓の六角部を座金フランジの六角支え部にはめ込む
- 片ねじソケットのねじ部に固定用ばねを取り付け、シール材を塗布後ガス栓にねじ込む
- ガスフレキをバックプレートに通し、片ねじソケットに挿入する
- 取り付け用ねじで座金フランジとバックプレートを仮固定する
- バックプレートを壁穴に通して、取り付け用ねじを締め込んで固定する
- 化粧座金を取り付ける
まとめ
本記事では藤井合金製作所の『ガス栓固定台座』のリニューアル内容をご紹介しました。化粧座金の標準付属によって「A型・B型」の使い分けを不要にしたことは、現場でのミスを防ぐだけでなく、部材管理すらも楽にしてくれます。特に『羽根式ガス栓固定台座(商品コード:F-931B)』は更なる進化を遂げ、現場での作業効率アップにもつながります。
※本記事は2019年11月4日に公開しましたが、修正を加えて2026年2月25日に再度公開しました。
寺島 佳希
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