可とう管接続表示ラベル?液石施工後ラベル?どう使い分ける?
※この記事は、2019年9月19日に公開しましたが、修正し2020年10月23日に再公開しました。
「可とう管接続表示ラベル」と「液石施工後ラベル」は工事内容で使い分ける
都市ガスのガス機器とガス栓との接続に、都市ガス用金属可とう管と都市ガス用強化ガスホースを使用する場合には「可とう管接続表示ラベル」、LPガスの屋内配管長が4mを超える場合には「液石施工後ラベル」という具合に使い分けが必要です。どちらのラベルも強靭で腰があり、温度範囲が広く薬品に侵されにくいと人気のPETフィルムの表面にアルミ蒸着を施した金属感に溢れたラベルです。
「可とう管表示ラベル」は都市ガスしか使用しないのか?
「可とう管接続表示ラベル」は、都市ガス用金属可とう管には1枚同梱されています。しかし、金属フレキシブルホースには同梱されません。ならば「LPガスの場合には法定点検の機会もあるから施工責任者を明示しなくてもいいのか?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか?たとえば、家電量販店の場合、ガス種を問わず責任者を表示するよう指示される場合があるようです。
「可とう管表示ラベル(品番:755000)」
機器のみの入替で都市ガス用金属可とう管と都市ガス用強化ガスホースを再利用する場合や、表示ラベルが同梱されない金属フレキシブルホースとLPガス用燃焼器用ホースを使用する場合でも元請け企業が表示を義務付けていれば「可とう管接続表示ラベル(品番:755000)」をご用命ください。
会社名・連絡先・監督者の氏名を記入してから、配管の見えやすい部分の外周にリング状に貼付しましょう。
また、100枚単位でオリジナル名入れ印刷ができる「可とう管接続表示ラベル(名入れ)(品番:755000-N)」は、ブランディングイメージを大幅に向上します。
品名 | 品番 | 幅 | 長さ |
可とう管表示ラベル | 755000(1枚単位) | 90 | 120 |
可とう管表示ラベル(名入れ) | 755000-N(100枚単位) |
屋内配管長が4m以上の消費機器の設置・変更には「液石施工後ラベル」
LPガスを利用する現場で、リフォームや配管位置の変更によって屋内配管長が4mを超える場合、液化石油ガス法による施工後の表示義務が発生します。その際には「液石施工後ラベル」を指定の場所に貼付しなければなりません。
「液石施工後ラベル(品番:ESS-8060・ESS-80120)」
縦長の「液石施工後ラベル(品番:ESS-8060)」は、記入欄は狭いものの、供給管や配管に貼付した際に、記入した面が見やすくなりますのでオススメです。一方、横長の「液石施工後ラベル(品番:ESS-80120)」は、障壁等の平面など貼付する現場にオススメです。
また、どちらのタイプにも100枚単位でオリジナル名入れ印刷ができますのでご用命ください。
品名 | 品番 | オススメ貼付位置 | 縦 | 横 |
液石施工後ラベル | ESS-8060(1枚単位) | 供給管・配管 | 80 | 60 |
液石施工後ラベル(名入れ) | ESS-8060-N(100枚単位) |
品名 | 品番 | オススメ貼付位置 | 縦 | 横 |
液石施工後ラベル | ESS-80120(1枚単位) | 平面箇所 | 80 | 120 |
液石施工後ラベル(名入れ) | ESS-80120-N(100枚単位) |
まとめ
「可とう管接続表示ラベル(品番:755000)」は、機器のみ入替える現場で都市ガス用金属可とう管または都市ガス用強化ガスホースを再利用する場合にご利用ください。また、LPガスであっても、家電量販店などの元請け企業がガス種問わず施工標準化を推進している影響で、金属フレキシブルホースとLPガス用燃焼器用ホースにご利用いただいているケースが増えています。
「液石施工後ラベル」は、LPガスを利用している現場で、屋内配管長が4mを超える消費機器の設置や変更が発生した現場にご利用ください。
永井達也
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