「自然換気用丸型フード」と「強制換気用丸型フード」は何が違うの?

外壁用換気口の自然換気用フードは、強制換気用より圧力損失が高く、空気が換気口内部を通過するときの抵抗が大きい製品です。

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自然換気用と強制換気用を作り分ける宇佐美工業

換気フードメーカーの宇佐美工業は、外壁用換気口を自然換気用と強制換気用に分けてラインナップしています。なぜなら、換気扇を動かしたり窓を開けたりといった行為で室内外の大気圧差が発生したり、エアコンやストーブを運転して室内外の温度差が発生するまで無風状態が続く自然換気用のフードには、24時間換気システムで常時強制的に排気されている強制換気と異なり防雨対策と防虫対策を施さなければならないからです。

防雨・防虫対策を優先した自然換気用フード

自然換気用フードの外観は一見すると強制換気用フードと変わりませんが、開口面積が小さくなっています。内部には雨水の侵入を防ぐ水止め板と虫の侵入を防ぐ防虫網(SUS304  12メッシュ)が標準仕様で装着されています。

自然換気用丸型フード(横ガラリ) GN-SHL シリーズの場合

 

防虫網付が標準のGN-SHLシリーズはΦ100とΦ150を在庫しています。なお、防虫網が不要な場合はG-SHLシリーズをご指定下さい。

 

ダクト側からみると水止め板(高さはΦ100で22㎜、Φ150で50ミリ)と防虫網(12メッシュ)が付いていることがわかります

GN-SHLシリーズ P-Q曲線(圧力損失曲線)

水切り板、小さい開口面積、防虫網の3つの抵抗を受ける為、φ100の静圧50Pa時の風量は100㎥/h未満まで落ちてしまいます。

GN SHLシリーズ 換気性能

品番 圧力損失係数 相当開口面積c㎥
GN100SHL 10.70 23.74
GN150SHL 8.66 55.58

圧力損失の低減を優先した強制換気用フード

強制換気用フードは24時間換気システムに取りつけることを前提にして設計しているので、換気装置本体の負荷を低減するよう開口面積を広げて圧力損失を低減しています。強制換気用フードには水止め板はありませんが、排気側に使用する際はダクト内のドレン処理のため外壁に向かって1/100以上の下がり勾配を、給気に使用する際はダクト内へ雨水が侵入するおそれがあるため1/30以上の下がり勾配をそれぞれ設けることが推奨されています。

なお、虫の侵入を防ぐ防虫網は大きな圧力損失の原因になるため標準仕様には装着されていません。

強制換気用丸型フード GSZV-SHL シリーズ

GSZV-SHLシリーズもΦ100とΦ150を在庫しています。

ダクト側から見ると水止め板と防虫網がなく抵抗が低そうなことが見て取れます。

GSZV SHシリーズズ P-Q曲線(圧力損失曲線)

水止め板・防虫網が無く、開口面積が大きいため、圧力損失が少なく、φ100の静圧50Pa時の風量は150㎥/h近くまでありますので、対応できる換気ファンが多くなり、選択枝が広がります。

GSZV SHLシリーズ換気性能

品番 圧力損失係数 相当開口面積c㎥
GSZV100SHL 2.19 104.17
GSZV150SHL 1.77 39.53

壁汚れ軽減対策が施された換気フード

ダクト内ドレンに加え、壁を伝って流れ落ちてくる外壁汚れを含む雨水が換気フードに集まるため、その下は涙で化粧が流れ落ちたようになります。それを防止するために、自然換気用、強制換気用のどちらにも「壁汚れを軽減するドレン対策品」があります。

写真は強制換気用丸型フード(横ガラリ)の壁汚れ軽減対策品(品番:GZEV-SHLシリーズ)。自然換気用丸形フードの壁汚れ軽減対策品は(品番:GEN-SHLシリーズ)。どちらも受注当日出荷です。

まとめ

宇佐美工業は外壁用換気口を自然換気用と強制換気用に分けてラインナップしています。無風状態が続く自然換気用フードは、強制換気用フードと異なり防雨対策と防虫対策が施されています。給気側か、排気側か、空気が常時流れるか否かによって、現場のニーズを満たす外壁用換気口を選定しましょう。

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