思い通りの場所にスライドボックスを設置できる「調節固定バー」
2021.04.08
コンセントやスイッチを増設する際、壁内に断熱材や造営材が入っている場合は、スライドボックスを設置します。その際、スライドボックスを間柱に固定しなければならない為、ユーザーが希望する位置にコンセントやスイッチを取付けることが難しい場合があります。本稿では、間柱から距離をとってスライドボックスを取付けられる調節固定バーをご紹介いたします。
※この記事は2020年4月11日に公開した記事ですが、校正し直し2021年4月8に再度公開しました。
目次
間柱から距離をとってスライドボックスを設置したい
はさみ金具を使用すれば間柱を気にせずコンセントを取付けることができますが、壁内に断熱材や構造材が入っている場合は、接触を防ぐ為にスライドボックスを使用しなければなりません。しかし、ほとんどのスライドボックスは間柱に固定する施工方法ですので、ユーザーの使い勝手の良い位置に取付けることができません。電化製品が普及している昨今、コンセントの位置や数はユーザーの満足度を高める大事なポイントですので、「調節固定バー」を使用して、ユーザーの希望する位置にコンセントを設置しましょう。
間柱から離れていても思いのまま施工できる調節固定バー
スライドボックスを調節固定バーに固定して、間柱から距離をとります。1cm間隔でメモリが付いていますので、ユーザーの希望する位置に合わせてスライドボックスを取付けてください。
片面を固定するだけのカンタン施工!
付属の両面テープで仮止めしてから、ビスで間柱に固定するだけのカンタン施工です。スライドボックスを調節固定バーに取付けるタッピングねじが2個付いていますので、別途ビスを用意する必要もありません。
長さが足りないときは継ぎ足して延長できる!
「調節固定バー(品番:KGP-130)」では、間柱から150㎜まで距離をとることができますが、長さが足りない場合は、継ぎ足すことで延長することが可能です。なお、「調節固定バー(品番:KGP-188)」は、継ぎ足すことができませんのでご注意ください。
調節固定バーのラインナップ
品 番 | 幅 | 長さ | 厚み |
KGP-130 | 55 | 150 | 30 |
KGP-188 | 50 | 188 |
まとめ
電化製品が普及している昨今、コンセントの位置や数はユーザーの満足度を高める大事なポイントです。スライドボックスの取付位置の都合で、ユーザーの希望を否むことのないよう「調節固定バー」を使用して自由自在にスライドボックスを取付けましょう。
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佐々木瞭
1994年生まれ。2016年ベストパーツ株式会社入社。
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具・設置固定を担当しています。
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