キッチンや洗面台などの収納を邪魔しない!『D式ハンドル止水栓』のススメ
本稿では、「D式ハンドル止水栓」を取付けるメリットについてご紹介します。
収納スペースを最大限有効活用できる
一般住宅のキッチンや洗面所に設置されている止水栓は、ユーザー視点だと自ら開閉する場面はほとんどない為、収納スペースには食器や日用品をたくさん収納しておきたいものです。しかし、三角ハンドルがついている場合はハンドルのちょっとした出っ張りが邪魔になって思い通りの収納ができないことも。設備業者様側からしても、メンテナンスを行う際に、ハンドルを回そうと思ったら物がぶつかってしまい手間取った経験がある方もいるのではないでしょうか。
このように、ハンドルの存在一つが不便につながるケースは数々あるのです。
収納空間も作業も邪魔しない「D式ハンドル止水栓」
こうした問題を解決できる止水栓が「D式ハンドル止水栓」です。一見操作しづらそうに見えますが、マイナスドライバーで開閉ができるため難なく開閉操作ができます。余計な凹凸がないので、ユーザーもシンクや洗面台下のスペースを最大限有効活用することができるようになります。
非住宅のいたずらや誤操作防止にも
スーパーや飲食店等のトイレなど利用する人が多い場所の止水栓は、わざと閉めるといういたずらや誤操作の可能性がないわけではありません。こうした点において、開閉にハンドツールが必要という「D式ハンドル止水栓」の特徴は大きなメリットになります。ハンドルがないために一見して操作方法がわかりづらく、一度設定した流量をいたずらされにくくなるのです。頻繁な開閉操作の必要がない箇所であれば、「D式ハンドル止水栓」は非常に価値ある選択肢になります。
D式ハンドル商品のラインナップ
床配管の給水には「ストレート型止水栓(品番:V21AD-2-13)」
| 品番 | ねじ |
| V21AD-2-13 | PJ1/2×Rc1/2 |
壁配管の給水には「アングル止水栓(品番:V22A-X3-13)」
| 品番 | ねじ |
| V22AD-X2-13 | PJ1/2×R1/2 |
全方向同時の止水・吐水ができる「分岐バルブ(品番:B4110D-13)」
浄水器や食洗器など分岐を必要とする場所で、設置スペースが限られる場合はD式ハンドル仕様がオススメです。
| 品番 | ねじ |
| B4110D-13 | G1/2×Rc1/2 |
まとめ
ユーザーが収納スペースとして有効に活用したいキッチンや洗面所のキャビネット内において、止水栓の三角ハンドル1つの有無が不便につながるケースがあります。ハンドルが邪魔に感じているなら、「D式ハンドル止水栓」を採用すれば、無駄な凹凸が減りスペースを最大限使うことが可能です。
また、マイナスドライバーなどの工具を使って開閉を行う為、スーパーや飲食店等のトイレに設置することでいたずらや誤操作防止にも有効です。ぜひご検討ください。
※本稿は2022年10月4日に公開されましたが、校正を行い2025年10月1日に公開しました。
永井達也
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