隙間をなくして結露防止!配管の断熱材接続部に『保温材接続テープ』を使おう

冷媒配管給水給湯配管、そして冷温水配管など、多くの住宅設備の配管において欠かせない断熱材。しかし、熱収縮による隙間が生まれてしまうと、充分に能力を発揮できないどころか、むしろ結露の発生リスクが高まってしまいます。そこで本稿では、断熱材のエンボス形状に食い込み熱収縮によるテープのずれが発生しない「保温材接続用テープ(JTA-100-I)」をご紹介いたします。

断熱材のエンボス凸凹に食い込んで密着するテープ

断熱材表面を被覆されているポリエチレン発泡の断熱材は、経年変化で長さ方向に縮みます。例えば、断熱材の接続部をビニルテープで処理した場合、数年後には断熱材の間にすき間が生まれ結露が繰り返され配管の劣化を促進する恐れが高まります。

断熱材の接続部を「ジョイントタフ」でしっかり固定

冷媒配管給水給湯配管、そして冷温水配管の主流になりつつあるPE発泡の断熱材の多くは、エンボス加工が施されたシートが貼られています。そのため、表面が凸凹していてテープ馴染みが悪いという課題がありました。この「保温材接続用テープ(商品コード:JTA-100-I)」は、一般的なテープと異なり凸部に貼るというより、凹部に食い込むことを意識した仕様になっています。そのうえで、水分を吸って縮もうとする断熱材の力に負けないよう、テープ中央部をポリエステル糸で補強してあります。メーカーによると、最も太い銅管サイズφ38.10に20mm厚の断熱材を被覆した冷媒配管でも、熱収縮によるテープのずれが発生しないという試験データがあります。

「保温材接続テープ(品番:JTA-100-I)」は1巻から当日出荷します。

品番 全長 基準価格
JTA-100-I 100mm 10m ¥4,170

使用方法

  1. 表面のゴミやホコリを取り除いて断熱材同士をすき間ができないよう突き合わせてください。
  2. 断熱材の接続部がテープの中央になるよう巻き付けてください。
  3. 10mm以上テープが重なるように巻き付け、断熱材のエンボスにテープが食い込むよう手でしっかり押さえてなじませてください。なじませ方が不十分な状態だと接続強度が発揮できません。

テープ必要長さ目安

剥離紙に6.35~53.98の銅管サイズ毎の必要長さが印字され無駄なく使用できます。
※目安ですので使用の際は現物合わせにてお願いします。

銅管サイズ φ6.35 φ9.52 φ12.7 φ15.88 φ19.05 φ22.22
断熱材10mm 98mm 108mm 120mm 130mm 140mm 150mm
断熱材20mm 160mm 170mm 180mm 190mm 205mm 210mm

まとめ

冷媒配管給水給湯配管、そして冷温水配管に被覆されているポリエチレン発泡の断熱材は、熱収縮を繰り返しながら長さ方向に縮みます。そのため、断熱材の接続部をビニルテープで処理した場合、数年後には断熱材の間にすき間が生まれ結露水による配管トラブルが発生するリスクが高まります。その点、断熱材のエンボス凸凹にぴったり馴染み、引張強度も高い「保温材接続用テープ(商品コード:JTA-100-I)」なら、熱収縮によるテープのずれが発生しません。特に冷媒配管は、断熱材の接続部にすき間が生まれると結露水によって銅管にピンホールが発生する恐れがあるので有効といえます。

※2025年月10日に公開した記事ですが、校正し直し2025年11月4日に再公開しました。

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