レギュラーとエロンゲート兼用のスライド式前割便座

便座交換工事といえば、エロンゲートとレギュラーのサイズ確認が必要だったのはひと昔前の常識です。今や汎用便座であれば、便座の着脱ヒンジがスライドします。しかも、「バタン」と閉まる音が低減できて破損しにくいソフト閉止機構も搭載されています。本稿では、便座交換時に便利な汎用モデルの「前割便座」をご紹介します。

現調が要らないスライド式着脱ヒンジを採用した便座

昔は、便座の取り付け穴から便器本体の一番先の部分まで470mmならエロンゲート、440mmならレギュラーと区別されていました。もちろん、今でも両サイズとも販売されていますが、汎用便座の着脱ヒンジがスライド式へと進化して、どちらのサイズであっても便器と便座の面を合わせられるようになりました。

スライド式便座の設置方法

汎用便座の施工で何より便利なのが、上面からドライバーだけで行える点です。狭い便所で便器の下に潜り込み固定ナットを締め込む作業がなくなります。この辺りは、最近のワンホール混合栓の上面施工と類似したメリットです。

まず、ゴムブッシュを便器の便座固定穴に挿入し、ベースプレートの位置を調整してください。次にベースプレートの凸凹に固定板を重ね合わせ、取付ボルトで締め込んでください。最後に、便座のベースプレートカバーをベースプレートに合わせて押し込んで完了です。

便器と便座の面をピッタリ合わせるにはちょっとしたコツがあります。ベースプレートの位置を調整する際、エロンゲートの便器に対してはベースプレートの長穴の奥側に、レギュラーの便器に対しては長穴の手前側に、それぞれ便座固定穴が来るようにしてください。

なお、便座後方のボダンを押しながら手前に引っ張るだけで取り外せるワンタッチ着脱機構付きなので、ユーザーにもお手入れの際にメリットがあります。

取り付けられない便器もある

国産便器のほとんどに対応している汎用便座であっても取付けられない便器がない訳ではありません。例えば、便座取付穴のピッチが140mmではない便器には対応できない点に注意が必要です。

アイボリーとホワイトの2カラー展開

便器の色は数多くありますが、圧倒的に多いのがT社の「#SC1(パステルアイボリー)」と「#NW1(ホワイト)」です。以下でご紹介致します便座はそれぞれの色に近似色であり、見た目に違いは分かりません。

アイボリー

「前割便座アイボリー(品番:PW9022-I)」は1台から受注当日出荷です。

品 番 カラー 基準価格
PW9022-I アイボリー ¥4,680
ホワイト

「前割便座アイボリー(品番:PW9022-W)」は1台から受注当日出荷です。

品 番 カラー 基準価格
PW9022-W ホワイト ¥4,680

まとめ

便座交換工事には、エロンゲートとレギュラーを兼用できる汎用モデルの前割便座がオススメです。上面施工式なので、狭い便所で便器の下に潜り込み固定ナットを締め込む作業がなくなります。さらに、ソフト閉止機構付きなので、便座便蓋の閉まるパタン音が低減できるだけでなく、破損もしにくいというユーザーメリットもあります。ただし、便座取付穴のピッチが140mmではない便器には対応できない点に注意が必要です。

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