貯湯ユニットがある給湯器のドレン配管おまとめ術

給湯器のドレン配管は逆流を防ぐために所要の排水口空間を設けて関節排水にすることが建築基準法で定められています。貯湯ユニットを有する給湯器の限られた配管スペース内で複数のドレン配管をまとめて間接排水にする「貯湯ユニット間接排水アダプタ」を解説します。

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今すぐ始める!ドレン排水計画

従来の給湯器から、貯湯ユニットを備えるエコキュート、エネファーム、ハイブリッド給湯器に入替え設置するなら、最初にやっておきたいのがドレン排水の計画。なぜなら、従来の給湯機にはドレン排水がないため既存の排水経路に合流させる以外方法がないからです。

給湯器ドレン配管の排水口空間は50㎜以上確保

温水系統の貯湯ユニットからの排水については、詰まるなどの異常が生じた際、排水管を経て汚水や下水が逆流し給湯器が衛生上危険な状態になるのを防ぐために、間接排水管径25㎜以下の場合は排水口空間は最小50㎜と建築基準法で定められています。

間接排水管とは「ドレン配管」のこと、排水口空間とは「ドレン配管末端とトラップなど水受け容器のあふれ縁との間の空間」のことを指します。

「貯湯ユニット間接排水アダプタ DA-ECH」のメリット

貯湯ユニット間接排水アダプタ(品番:DA-ECH)は、内部で排水口空間を50㎜確保できるだけじゃない。ドレン配管を最大3本までまとめることができる優れものです。

配管スペースの高さ方向が約200㎜~250㎜しかない貯湯ユニットを備える今どき給湯機のドレン間接排水に最適なのが貯湯ユニット間接排水アダプタ(品番:DA-ECH)。この部品は、アダプタ内部で50㎜の排水口空間を確保でき、必要に応じて3本までドレン配管をまとめられ、そして耐熱温度が90℃とエコキュートのドレンであっても耐えられる点がメリットです。

主ドレン配管はステンフレキG3/4またはG1/2。排水管はVU50、VU40、VP40で計画

排水管にはVU50、VU40、VP40のいずれかを接着剤を使い接続してください。主ドレン配管は上部真ん中に位置するG3/4おねじにステンフレキ20A(品番:SK20L-10B)G3/4ナットパッキンセット(品番:SKNP-20)を接続するか、貯湯ユニット間接排水アダプタ用ソケット13(品番:DA-ECH13S)を用いてステンフレキ15A(品番:SK13L-10B)G1/2ナットパッキンセット(品番:SKNP-13)で接続します。

排水口空間を自動的に確保でき、なお、異物の混入や水の飛び散りを抑えられるなんて画期的ですよね。

極めつけは最大3本までドレン配管がまとめられる

ハイブリッド給湯器に代表されるような貯湯ユニット、熱源機、そしてヒートポンプ等を組み合わせた給湯器が増えています。これらの給湯機は機器の台数に比例して増えるドレン配管を限られた配管スペース内部にまとめる必要があります。

「貯湯ユニット間接排水アダプタ DA-ECH」は、上面に2か所あるサイドキャップを外すことで、ドレン配管を最大3本まとめて接続できます。サイドキャップを外したところに貯湯ユニット間接排水アダプタ用ソケット13(品番:DA-ECH13S)を用いて1/2のステンフレキ(品番:SK13L-10B)を接続するか、ドレン配管カップリング (品番:DA-BWH14M)を用いて給湯器用ドレンホース(品番:DHRN-14-10、DHRN-14-50)を接続して、現場に合うように変更していきましょう。

サイドキャップを外して、貯湯ユニット間接排水アダプタ用ソケット13(品番:DA-ECH13S)を接着して取り付ければG1/2オネジに変換できます

サイドキャップを外して、ドレン配管カップリング DA-BWH14Mを接着して取り付ければエコジョーズドレンホースが直接取り付けられます。

一見するとエアコン用ドレンホースのようですが、継ぎ目がなく全面的にジャバラになっているため、ドレンアダプタ(品番:DHRN-WA4)やドレン配管カップリング(DA-BWH14M)が任意の長さで固定できるベストパーツ独自仕様のエコジョーズドレンホース(品番:DHRN-14-10、DHRN-14-50)

下図は、左からバックアップ用エコジョーズのドレン配管をステンフレキ15A、貯湯ユニットのドレン配管をステンフレキ20A、ヒートポンプのドレン配管をドレンホース14という順にまとめたハイブリッド給湯器の排水計画の一例です。(一番右のドレン配管カップリングは接着剤を使用していないので浮いていますが、実際は接着剤を塗布することでパイプ部のすべてが貯湯ユニット間接排水アダプタ内部に収まります)

臭気には「貯湯ユニット排水トラップ(品番:DA-ECTR)」で対処

間接排水は逆流で不衛生に陥ることを防止することに役立ちますが、悩ましいのは排水管の臭気が上がってくること。実際に臭気の問題が予測される場合は、貯湯ユニット間接排水アダプタ(品番:DA-ECH)貯湯ユニット排水トラップ(品番:DA-ECTR)を接続する計画を立て、排水管からの臭気を封水でストップしましょう。

貯湯ユニット排水トラップ(品番:DA-ECTR)内の封水筒は、ペンチ等でつまみ反時計回りに回せば簡単に抜き取ることができるので、トラップ内のメンテナンスも容易です。なお、貯湯ユニット排水トラップ(品番:DA-ECTR)にはVU50とVP50しか接続できません。40サイズには合いませんのでご注意下さい。

貯湯ユニット排水トラップ(品番:DA-ECTR)は、VU50またはVP50に接続してご使用ください

貯湯ユニット間接排水アダプタ(品番:DA-ECH)に貯湯ユニット排水トラップ(品番:DA-ECTR)を接続した写真。排水トラップの差し込み口にも接着剤を塗布し、奥までしっかり差し込んで下さい。

まとめ

給湯器のドレン配管は逆流を防ぐために50㎜の排水口空間を設けて間接排水にすることが建築基準法で定められています。貯湯ユニット間接排水アダプタ(品番:DA-ECH)を用いれば、貯湯ユニットを有する給湯器の限られた配管スペース内で複数のドレン配管をまとめて間接排水にできます。落ち葉や虫などが詰まることが無くユーザーからの不要なコールも削減できるため、是非一度お試しください。

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佐々木瞭

佐々木瞭

1994年生まれで、2016年ベストパーツ株式会社入社。
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具を担当しています。
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