
コンセント・スイッチからの隙間風を防ぐ『防気カバー』の効果と取り付け方法
隙間風が入る主原因は換気システムによる負圧
最近話題のZEH(ゼロエネルギーハウス)だけでなく、すべての住宅に常時換気設備が設置することが法律で義務付けられています。特に第三種換気システムを採用している住宅では、給気口から自然に空気を取り込み、排気は機械によって強制的に行われます。このシステムにより、部屋が減圧されることでコンセントやスイッチの隙間から外気が侵入することがあります。
外気の侵入を約90%も防ぐ「防気カバー」
「防気カバー」をコンセントやスイッチの裏に取り付けるだけで、外気の侵入を約90%防ぎ、冬場の隙間風や夏場の熱気をシャットアウトします。取り付けは非常に簡単で、既存のコンセントやスイッチにも後付けできるため、すでに設置されている住宅でも対策可能です。
取り付け方法
- 安全対策
作業を始める前に、必ずブレーカを落として電源を切りましょう。 - コンセントやスイッチカバーの取り外し
ネジを外して、既存のコンセントまたはスイッチカバーを取り外します。 - 防気カバーの設置
防気カバーをコンセントやスイッチの裏に差し込み、正しくはまっていることを確認します。 - カバーの再取り付け
カバーを元に戻し、ネジでしっかり固定します。 - ブレーカを戻して完了
最後にブレーカを再び入れ、作業が完了したことを確認してください。
商品コード | 用途 | 適合 |
WV24919 | 1連用 | アドバンス・コスモ・フルカラー SO-STYLE・ラフィーネア・グレーシア |
WV24929 | 2連用 | |
WV24939 | 3連用 |
※器具奥行きが取付枠より36mmを超えるものには適合しません。また、アドバンスシリーズの一部スイッチ絶縁枠にはお使いいただけません。
給気口のない部屋には特に設置をオススメ
第三種換気システムを導入している住宅では、全ての部屋に給気口が設けられていないことがあります。特に奥まった部屋では、給気口がないためにコンセントやスイッチの隙間から外気が入りやすく、冷気や熱気の影響で快適性が損なわれることが考えられます。そんな部屋には、特に「防気カバー」の設置をオススメします。コンセント、スイッチなど、さまざまな場所に適用できるので、全体的な隙間風対策が可能です。
まとめ
第三種換気システムを採用している高気密住宅では、部屋が換気システムによって減圧され、コンセントやスイッチから隙間風が入りやすくなります。特に給気口のない部屋では対策が重要です。「防気カバー」を使用することで、隙間風を約90%防ぎ、快適な室内環境を維持しつつ住宅の長寿命化にもつながります。ぜひこの機会にお試しください!
※2024年9月18日に公開した記事ですが、情報の更新・校正を行い2025年7月1日に再度公開しました。

佐々木瞭

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