マンションの床転がし配管に便利な連サドルバンドの特注事例

こんにちは!設置固定バイヤーの佐々木克仁です。

今回は、「新築のマンション現場でエコキュートの設置工事をしますが、ヒートポンプ配管と電線を床転がしで並べて配管するのに適当なサドルバンドが見つかりません。できるだけきれいに固定したいので、良い方法があったら教えてください!」というご質問に対してお答えしていきます。

更新可能被覆さや管の普及

さて、新築マンションにエコキュートを設置する場合、貯湯タンクをパイプシャフト内に置きヒートポンプをベランダに置くパターンや、貯湯タンクとヒートポンプをベランダの離れた場所に設置するケースが考えられます。その際、二重床の配管スペース(スラブと床仕上げ材の間)に渡り配管(タンクとヒートポンプの循環配管)や追焚き配管、Fケーブルなどを配管していきますが、将来的な配管更新を見据えて渡り配管に「更新可能被覆さや管」を使用する事が多くなってまいりました。

更新可能被覆さや管×2とPF管2×1に合うサドルバンドがない

渡り配管と同様に、貯湯タンクとヒートポンプの間に2㎟×3芯のFケーブルと1.6㎟のアース線が必要となる為、PF管のサイズ22に入れて渡り配管と一緒に並べて転がし配管をするのが一般的なようです。そんな時、配管固定に必要となるのが「サドルバンド」の類なのですが、更新可能被覆さや管の保温材含めた外径が47.5㎜×2(往き・戻りで2本必要)、PF管22の外径が30.5㎜×1の3本の管を同時に固定できるサドルバンドは世の中に存在しません。

特注3連サドルバンドの金型を起こしました

今回のように、世の中に存在しないが無いと困る部材はどうしたら良いのでしょうか…?答えは「無いなら作る!」です。難しい物ほど時間もコストもロットも大きくなりますが、サドルバンドのような簡単な部材であれば、少数だったら手作業(コストは上がる)、数がまとまった場合には金型を作成して大量生産(コストは下がる)と、状況に応じて選択して頂く事も可能です。今回ご紹介する特注の3連サドルバンドは、5000個のオーダーを頂いた為金型を作成しコストを落としながら安定的に供給できるように打合せを致しました。

特注3連サドルバンド

実際の使用例

今回は貯湯タンク、ヒートポンプともベランダ設置ですが、室内に配管を入れて接続するパターンでした。

 

特注の3連サドルバンドはこのように使用しています。

ビスはサンコーテクノ様のハードエッジドライブ(サラ)を使用しています。

左からFケーブルアース線が入ったPF管10Aの架橋ポリエチレン管が入った更新可能被覆さや管(往き)、同じく10Aの架橋ポリエチレン管が入った更新可能被覆さや管(戻り)となります。

固定ピッチは1m以内です。これをそれぞれの配管ごとサドルバンドを使ってビス固定する時間と手間を考えたらゾッとしますね…。

連サドルバンドのメリット

ズバリ、「省施工による作業時間の短縮」と「作業品質のアップ」を同時に図れる事です!配管(保温材やPF管)の外径にピッタリ合わせて作成した事によって、保温材の潰れや、逆に緩くてしっかり固定できないといった問題も解消しながら、3つの管を一気に固定して作業の手間と時間を短縮できることが一番のメリットではないでしょう。また、使用する部材の点数が少なくなるため、結果的にコストダウンも図れるといったメリットもあります。もちろん隠ぺい部ですが、我々にとって仕上りがきれいに納まるのが何よりの喜びです。

まとめ

集合物件に限らずですが、それぞれの現場で特殊な条件があると思います。今回は集合物件における連サドルバンドについて触れましたが、私たちベストパーツでは、既製品で対応できない場合は「特注」で対応ができます。また、施工時間の短縮や施工品質のアップ、大量に使用する場合はコストメリットも出てきますので、困った場合はお気軽に「ベストパーツ株式会社」にご相談ください。できる限り対応させて頂きたいと考えております。

ベストなパーツでは、施工業者様の住宅設備部材に関わる小さな疑問やお困りごとの解決をさせて頂きます。

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佐々木 克仁

佐々木 克仁

2001年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。2002年より営業職。分類は設置固定を担当。1976年生まれ。
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