設置場所で異なる。水栓金具の次世代住宅ポイント活用入門

給湯器ビルトインコンロ、レンジフードなどの交換工事で「次世代住宅ポイント」が発行されるのはご存知の方が多いのですが、節湯水栓への取り替えもポイント対象となることはあまり知られていないようです。水栓金具も適材適所で使う時代、設置場所別の次世代住宅ポイント活用法を解説します。

話題の次世代住宅ポイントってどんな制度?

2019年6月3日より発行申請が始まった「次世代住宅ポイント」とは、消費税率10%が適用される一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や家事負担の軽減に資する住宅の新築やリフォームをされた方に対し、さまざまな商品と交換できるポイントを発行する制度です。ここでは、発行ポイント数や対象商品、そして選定基準を中心に確認します。

発行ポイント数は一律4,000ポイント

まず、節湯水栓金具に交換した時のポイント数から見ていきましょう。次世代住宅ポイントは、水栓金具の価格や取付台数に関わらず、1戸あたり4000ポイント。水栓金具単独の交換でもメリットは大きいものの、申請の手間を考えると高効率給湯機、浴室乾燥機、ビルトイン食器洗機、掃除しやすいトイレ、そしてビルトイン自動調理対応コンロなどを交換する現場に同時提案がオススメです。

お得な水栓金具を見極める

このように「一律4,000ポイント」も得られる水栓金具の取り換えは、多少の手間がかかっても目がつぶれるほど、大きいユーザーメリットがあります。しかし、どの水栓金具を使うのが良いのでしょうか。一番気になるのはこの点でしょう。実は、次世代住宅ポイント制度の事務局に登録された型番の水栓金具だけが対象なので、各メーカーのWEBサイトで確認することをオススメします。

日本バルブ工業会資料より引用

3つの節湯種類別、水栓金具の具体例

とても便利な【手元止水機能】

シャワーヘッド部などに吐水および止水操作ができる機能(手元ストップなど)を有する構造

シャワーヘッドに付いているボタンを押すことで、吐水/止水をコントロールし節湯します。ちなみに、シャワーヘッドだけ手元ストップのものを後から取り付けた場合は対象になりませんのでご注意ください。

SANEI サーモシャワー混合栓 SK18121CT2-13

センサー等で吐水および止水操作ができる機能を有する構造

最近出てきた方式で、タッチレスセンサーなどで節水効果を高めています。非常に使い勝手も良く直接手を触れない為汚れにくいのもメリット。いつもは気になる価格も、発行ポイント分のお得感が得られるこの機会に提案するのがベストです。

SANEI シングル混合栓(センサー式) EK870E-13

浴室用がほとんど【少量吐水機能】

通常の混合栓よりも吐水量を抑えたタイプで、その条件は、国立研究開発法人建築研究所発行の「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」の「第7章第1節付録 少量吐水機構を有する水栓の適合条件」を満たすこととされています。

SANEI 浴室用サーモシャワー台付混合栓 SK7810-S9L20

これは絶対お得【水優先機能】

シングルレバー混合栓で、レバーハンドルが水栓の正面に位置する時に湯が吐出されない構造の商品です。各社で呼び方は異なりますが、レバーハンドルを正面から湯側に回した際に”カチッ”と音が出ることで、無意識にお湯の無駄遣いを防ぐ仕組みです。

SANEI キッチン用シングルワンホール混合栓 K87110ETJV-13

SANEI 洗面用シングルスプレー混合栓(洗髪用) K37110EJV-C

まだまだ知りたい!対象品の素朴な疑問

次世代住宅ポイントの対象となる混合栓は、以下のマークが付いている物を選んでいただければ間違いありません。

手元止水型は「節湯A1」

 

小流量吐水型は「節湯B1」

水優先吐水型は「節湯C1」

ここでの注意点は、従来からある「節湯A」「節湯B」「節湯C」という日本バルブ工業会の自主基準ではなく、「建築エネルギー消費性能基準」で対象か否かが判断されるということ。

節湯水栓の定義。2ハンドル混合栓は湯水混合調整が難しく対象外となっております。

また、各メーカーのホームページで対象品番の検索ができるようになっておりますので、そちらをご活用頂ければ対象になるのか、ならないのかの判断をして頂けます。

まとめ

消費税増税に伴い始まった「次世代住宅ポイント」の対象品に混合栓も含まれています。ビルトインコンロとレンジフードの交換と同時に「台所用の節湯水栓」もご提案してみませんか?また、高効率給湯器に交換する時も最新のシャワー混合栓や洗面用水栓を同時に交換すれば、ユーザーは次世代住宅ポイントで商品に交換できるのはもちろんですが、何よりも格段に向上する快適性、省エネ性、そして最新のデザインに満足されること請け合いです。

ベストなパーツでは、施工業者様の住宅設備部品に関する小さな疑問やお困りごとの解決のお手伝いをさせて頂きます。

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Katsuhito Sasaki

Katsuhito Sasaki

2001年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。2002年より営業職。分類は設置固定を担当。1976年生まれ。
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