【緊急時の漏れ止めに即対応】LLFAテープ&LLFAスムース

突如の配管トラブル…水漏れ、ガス漏れ、油漏れ、各種の漏洩には緊急対応が求められます。特に、凍結や震災などの自然災害による配管トラブルは、同時多発的に発生するので、緊急避難的措置を取り部材調達や施工日程に合わせた時間を確保しなければなりません。「道具が不足」「時間がない」「でも止めたい」…そこで頼れるのが、自己融着性シリコンテープ「LLFAテープ」補強材「LLFAスムース」です。この2つがあれば、突然のトラブルでもサッと危機を回避することができるようになるのです。

漏洩は大きな被害に直結

設備の老朽化、人為的ミス、地震などの自然災害、交通事故や火災など、漏洩事故は突然発生します。

  • エコキュートの配管から水漏れ
  • 屋外のガス管に小さなひび割れ
  • 食洗機の排水ホース破損
  • 工場配管の油漏れ補修
  • 電装部の防水・防塵処理

そのような差し迫った危機を回避するための措置として、漏洩箇所に「LLFAテープ(品番:R1-5-8AJP)」を巻付けてください。それだけで、水・ガス・エアはもちろん、油脂であっても完璧な応急処置ができるので、減災効果は抜群です。

 LLFAテープの主なメリット(商品コード:R1-5-8AJP)

幅広い流体・温度帯にこれ1本で対応可能です。

  • あらゆる漏れに対応:水・ガス・空気・油など、流体の漏れを即補修
  • 工具・接着剤不要:手で巻くだけで自己融着
  • 水中でも使える!:湿度や温度の影響を受けにくく、屋外でも安心
  • 高い絶縁性能:重ね巻きで最大69kVの絶縁処理が可能
  • 信頼の受賞歴:「なんでも簡単絶縁賞」を受賞した実力派

※使用目安:約30cm(25A配管の場合)

LLFAテープ

「 LLFAテープ(商品コード:R1-5-8AJP)」漏れ、補修、絶縁、あらゆる配管に対応可能なハイスペック!

品 番 耐熱温度 長 さ 厚 み
R1-5-8AJP -90〜260℃ 25.4mm 10.91m 1mm

長期保管OK!信頼の耐久性

自己融着テープにも様々な種類がありますが、唯一「LLFAテープ(品番:R1-5-8AJP)」だけは使用期限がないので安心して長期保管ができます。また、屋外の補修現場であっても、20年以上の耐候性を有しているので安心です。

配管から水が噴き出していても作業できる

配管から水が噴き出していても作業が可能です。そんなことあるのか?と思うかもしれませんが、以下のリンクから動画をご覧ください。漏水箇所に巻付けるだけでピタッと止まることをご確認いただけます。

※マテリアル株式会社より引用

LLFAテープの施工テクニック

耐圧性能を上げる

配管に高い圧力がかかっている場合は、漏れ箇所を「LLFAテープ(品番:R1-5-8AJP)」で止水した後に、さらに左右にテープを巻付けることで耐圧性能を上げることができます。下記画像の①~④までの作業で、耐圧層が1層作られることになり、この作業を3回繰り返すことで耐圧性能を上げることが可能です。漏れ箇所を中心に、左右へ25mm広げると0.7MPa、40mm広げると1MPaの耐圧性能を得ることができます。(25A配管での試験結果)

テープ中央の白線を目安に左右に巻付けます。①~④までの作業で耐圧層が1層作られます。

用途に応じて引っ張る長さを使い分ける

「LLFAテープ(品番:R1-5-8AJP)」の性能を最大限発揮できるよう、漏洩補修と絶縁処理で引っ張る長さを使い分けてください。

 

水漏れの際は、幅が半分以下になるように強めに引っ張ることがポイントです。ただし、半分以下にするにはそれなりに力が必要です。

段差・隙間の補修には「LLFAスムース」が効果的!

配管の接続部などの段差がある部分からの漏洩には、凹部や隙間に「LLFAスムース(品番:R1-5-8C-SJP)」を充填して段差を吸収した上から「LLFAテープ(品番:R1-5-8AJP)」を巻付けてください。

本品はテープ形状ですが、必要な量だけを小さく切断しながら重ねて詰めるようにして使います。充填後は、空気が入り込まないように手で絞るように圧縮するのがポイントです。成形後にテープを引っ張りながら巻付ければ、LLFAスムースとLLFAテープは融着し一体化します。

バルブのねじ部から漏水している現場では、配管とバルブの段差をLLFAスムースで解消してからLLFAテープを巻付けます。

「LLFAスムース(品番:R1-5-8C-SJP)」

「LLFAスムース(品番:R1-5-8C-SJP)」は、LLFAテープと一緒に使用しなければ機能しません。

品 番 重 量 参考サイズ
R1-5-8C-SJP 113g 20×600×8(mm)

シール剤や補修剤で配管を補修した上から使用すると、補修剤による凸凹により本来の性能が発揮されない可能性があります。既存の補修材がある場合はそれを取り除いて使用してください。

VU75エルボの割れを補修した現場事例

2021年2月13日23時8分頃に発生した福島県沖地震により揺さぶられて破損したVU75のエルボを緊急避難的に「LLFAテープ(品番:R1-5-8AJP)」で補修した現場写真です。巻上げ直後から設備を使用することができたので、ユーザーは緊急対応に納得してくださり本工事を月末まで待って下さることになったそうです。

割れた塩ビ管は発泡ウレタンがかかっていました。LLFAテープの巻付け面は平滑にしなければなりませんので、細かいサンドペーパー等で磨きをかけてください。

この現場ではLLFAを3m程度使用したそうです。

まとめ

流体が水、ガス、エア、油など、さまざまな流体の漏れに「LLFAテープ(品番:R1-5-8AJP)」を巻くだけで即対応が可能です。流体の圧力が高い場合は、重ね巻すると耐圧性能が向上します。段差や凸凹がある箇所には「LLFAスムース(品番:R1-5-8C-SJP)」を併用すれば、しっかり密着&融着して漏れを止めます。その他にも、空間を埋め尽くす性質から電設業界にも認められる優れた絶縁性能もあり、携行しておくだけで現場対応力が格段にアップする商品です!


※この記事は2021年2月26日に公開したものですが、加筆を重ねて2025年7月23日に再公開しました。

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佐々木瞭

1994年生まれ。2016年ベストパーツ株式会社入社。 2018年より営業部に所属し、分類は配線器具・設置固定を担当しています。 皆さまのお困りごとを解決させて頂きます。 お気軽にご質問ください。
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