コンセントやスイッチの増設や設置位置の変更に最適な「パネルボックス」
※この記事は2020年3月25日に公開し2020年11月9日に再度公開したものですが、浅型、深型のラインナップを追加し、2022年3月4日に再度公開しました。
ユーザーの多くは満足していないコンセントの位置
事前にしっかり打合せした新築住宅でも、いざ生活してみると「こんなはずじゃなかった」という部分があるものです。中でも多いのがコンセントの数や位置に対する不満。電化製品が普及している昨今、コンセントの位置や数は快適性を左右する重要なポイントです。「パネルボックス」を使用して、ユーザーの希望する位置にコンセントを移設または増設しましょう。
間柱がなくても設置可能な「パネルボックス」
はさみ金具を使用すれば、間柱のないところにも「コンセント」や「スイッチ」を増設することは可能ですが、断熱材や造営材がある場合は、「スライドボックス」を使用しなければいけません。スライドボックスを後付けする場合は、斜めから入れ易くするために大きく開口してしまい、コンセントやスイッチとの間に隙間がある現場もよく目にします。「パネルボックス(品番:SBP)」なら間柱を必要とせず、どこにでもボックス工事ができるのです!
品番 | 深さ種類 | 仕様 | 開口寸法 | 最小壁裏寸法 | 取付ボード厚 |
SBP | 標準
(35㎜) |
1ケ用 | 99×53 | 37㎜以上 | 2~25㎜ |
SBP-W | 2ケ用 | 99×99 | |||
SBP-WM | |||||
SBP-3W | 3ケ用 | 99×145 |
背合わせ可能で薄壁に最適な浅型
品番 | 深さ種類 | 仕様 | 開口寸法 | 最小壁裏寸法 | 取付ボード厚 |
SBP-S | 浅形
(30㎜) |
1ケ用 | 99×53 | 32㎜以上 | 2~20㎜ |
SBP-SW | 2ケ用 | 99×99 | |||
SBP-SWM |
USBコンセントなど深さ35㎜以上の器具を取付る場合は深型
品番 | 深さ種類 | 仕様 | 開口寸法 | 最小壁裏寸法 | 取付ボード厚 |
SBP-Y | 深形
(50㎜) |
1ケ用 | 99×53 | 52㎜以上 | 2~40㎜ |
SBP-WY | 2ケ用 | 99×99 | |||
SBP-WYM | |||||
SBP-3WY | 3ケ用 | 99×145 |
ビスを打ち込む必要なし!板はさみ方式でカンタン施工!
下記の動画のように角のねじを回していくと、ツメが手前に移動してきて石膏ボードをガッチリはさみ込みます。ねじを回してツメが出てくる斬新なシステムは、さすが未来工業という感じのアイデアです。以下に、伝わりにくい動画ではありますが、充電式ミニドライバー(品番:EZ7412S-B)を使用してアッという間にボックスの固定ができること実証してみました。
作業はカンタン!石膏ボードを開口してボックスをはさみ込むだけ!
作業はカンタン3ステップです。
- 取付位置にパネルボックスをあてて「水平器」でマーキングをします。
- マーキング部を「マルチツール」やボードのこで開口します。
- 開口部に「パネルボックス」をはめ込み角部のねじを締め、石膏ボードとはさみ込みます。
まとめ
これまでは、「コンセント」や「スイッチ」をユーザーの使い勝手が良い位置につけるのは容易ではありませんでした。なぜなら、間柱が利用できない位置にボックス固定ができなかったからです。これからは、後付けボックス工事に最適な「パネルボックス」を使用することで、ユーザーが希望する位置にカンタンにコンセントやスイッチを増設することが可能です。壁厚2㎜~20㎜の薄壁には背合わせ施工もできる浅形パネルボックス、USBコンセントなど取付器具の深さが35㎜以上ある場合は深形のパネルボックスを使い分けして下さい。
佐々木瞭
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