水道用の巻フレキと袋ナットのサイズが合わない理由は○○にあり!原因と対策を解説!

加工しやすく腐食の心配も低いため、設備工事業者なら一度はお使いになったことがあるであろう「水道用巻フレキ(ステンロングフレキ)」。給水管として非常にメジャーで使い勝手の良い部材ですが、同じ呼び径なのに袋ナットが入らなかったり、止水不良による漏水が起きたという経験をお持ちではありませんか?本稿では、呼び径13の巻フレキなのに袋ナットが合わない原因と対策についてご説明します。

 

同じ“呼び径”13なのに2種類の管外径が存在する

水道用のフレキパイプの規格は「呼び径」で表されることが一般的。実は、呼び径13には16.0と16.8の2種類の管外径(フレキパイプの一番太い部分)が存在するのはご存じでしょうか。ずばり、袋ナットが合わない原因はコレです。

フレキパイプの外径と袋ナットの内径を計測するところから

世の中には沢山の巻フレキ袋ナットが存在しています。しかし、その多くは呼び径である“13”としかサイズが表記されていないのです。よって、まずはお手元の巻フレキの管外径と袋ナットの内径を計測するのが確実な方法です。とはいえ、実寸をいちいち確認するのは手間ですから、以下の対策を念頭に置き、巻フレキを選んでみてください。

対策① サイズ表記がある巻フレキパイプを選ぶ

対策の1つ目は「サイズが印字又は刻印された巻フレキパイプ袋ナットを使用する」ことです。巻フレキ本体や袋ナット自体にサイズ記載があれば、余程の事がない限り間違えることはありません。また、「外装箱」にもサイズ記載があれば、管理の手間も同時に省けます。

対策② 巻フレキパイプと袋ナットのメーカーを揃える

巻フレキパイプと袋ナットを同じメーカーにするのが2つ目の対策。メーカーによって異なりますが、巻フレキパイプと袋ナットには許容公差があります。メーカーが異なると公差寸法の範囲も異なるため、プラス公差とマイナス公差を組み合わせた場合は思わぬ事故に発展する恐れがあります。ですから、巻フレキパイプと袋ナットは、メーカーを揃えることをオススメします。

対策③ 仕様を確認しやすい国産品を選ぶ

3つ目の対策は、安心の国内工場を選ぶこと。これは国産だから安全、いいという訳ではなく、ステンレスのロールフォーミング、アルゴン溶接、造管、そして焼鈍などの工程を一気貫通で生産している工場であれば、万が一事故が発生した場合、短時間で原因を突き止め再発防止策を打つことができます。

管外径が一目瞭然&袋ナットも揃うベストパーツの巻フレキ

ここまでご紹介した3つの対策のすべてをクリアしているのが、ベストパーツの「ステンロングフレキ」。例えばSK13L-10Cであれば、長さ100㎜毎に「16.8」などと管外径の実寸が印字されていますから、管外径を実測する必要がありません。また、外装箱にも大きく管外径が記載されているので管理もしやすく安心。もちろん施工性にもこだわった国内一貫生産ですから、機器メーカー様の純正部品として多く採用いただいています。

図:Best-Partsオリジナルの「ステンロングフレキC(SK13L-10C)」の管表面印字

 

図:K13L-10Cの外装箱 大きく明確に管外径が記載されているので安心です。

品番 内径(φ) 外径(φ) 全長 適合ナットパッキンセット
SK13L-10C
13.8㎜ 16.8㎜ 10m SKNP-13C(EPDM仕様)
SKNP-13CNA(ノンアス仕様)

袋ナットも一緒に揃うから安心

ベストパーツの13A巻フレキは、管外径16.0mmタイプ16.8mmタイプともに±0.2mmの許容公差を前提に袋ナットを設計しています。オリジナルの専用品ですから漏水の心配も極めて少なく安心です。SK13L-10Cに適合する「フレキ用袋ナットパッキンセット」は、付属パッキンの材質の違いで2種類をラインナップしています。

SK13L-10C用の「フレキ用袋ナットパッキンセット」は、1組から当日出荷いたします。

商品コード パッキン ねじ 適合フレキ
SKNP-13CNA ノンアス G1/2 SK13L-10C
SKNP-13C EPDM G1/2 SK13L-10C

まとめ

同じ呼び径なのに巻フレキパイプ袋ナットが合わない原因は、呼び径13にφ16.0mmとφ16.8mmの2種類の管外径が存在することです。対策として、サイズの印字や刻印が入っている識別性の高いメーカーを選び、袋ナットも同じメーカーに統一することが挙げられます。国内生産品であれば万一の対応もスムーズです。ベストパーツオリジナルの「ステンロングフレキ」はこれらの条件を満たしておりますので、「フレキ用袋ナットパッキンセット」とともにご検討いただければ幸いです。

※この記事は2019年4月30日に公開した記事ですが、情報の更新・校正を行い2025年6月27日に再度公開しました。

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