補強材作りを省略

通常、パイプファンを天井に設置する場合、Φ100なら□120、Φ150なら□170で補助野縁を組立て木枠を作り補強下地として利用します。ただし、新築現場でなければ、それだけの為に木材を入れるのは結構手間がかかる作業です。もう一つは、壁に設置する場合のスリーブ固定。金属の薄板を折り曲げ丸形フード用のビス穴を設けた部材が一般的です。こちらはフードや給気口が角型が増えてきたため固定ビスの位置が合わず、金属製なので結露を回避することも難しいという問題がありました。

換気扇固定台座（PYPBシリーズ）なら下地がいらない

図１：「換気扇固定台座（品番：PYPB-シリーズ）」は1個から当日出荷します。

「換気扇固定台座（PYPBシリーズ）」は、野縁の無い天井でも固定でき、壁裏のホワイト鋼材などの補強も不要。間柱に付属のビスで固定するだけですから比較的自由に取付位置を設定できます。壁に設置する際は、意識することなく埋込み管を屋外側に向かって２％下り勾配が取れる設計になっているので雨水の侵入を案ずることもありません。もちろん、丸形フードでも、流行りの角型フードでもしっかり固定できます。材質は熱伝導率が低い樹脂ですから、壁の内部で結露する恐れがある金属製のスリーブ固定金具と比較して防露効果が高いと言えます。

パイプファンを天井や壁に設置する現場では、本体にある４か所の電源ケーブル取り出し口を利用するとキレイに仕上がります。屋内側はクロスを貼ってからコアを抜かれる方が多いと思います。なんと換気扇固定台座（PYPBシリーズ）には、「EGアッター2（品番：BUT-EG2）」等のカンタンな探知機で開口部のセンターが見つけられる磁石探知部も付属しているのです。

まとめ

「換気扇固定台座（PYPBシリーズ）」は天井壁兼用で、補強材なしで取り付けが可能です。2％の勾配を付けることにより自然とドレン排水ができます。同梱の磁石探知部を付けることにより、埋込み管のセンター位置がわかるからホルソーで楽に穴あけができます。