室外機周りを完璧に仕上げる【隠ぺい配管取出しウォールカバー】

これまで屋外用ダクトカバーで化粧していた冷媒配管も、新築の全館空調システムや家庭用マルチエアコンを導入する現場では工夫が必要な時代になりました。室外機周りをキレイに収める為に、冷媒配管を隠ぺい配管している施工業者様も少なくありません。本稿では、室外機周りを完璧に仕上げることができる「隠ぺい配管取出しウォールカバー」をご紹介します。

※この記事は2021年6月3日に公開しましたが、修正を加え2023年5月10日に再公開しました。

冷媒配管を一切露出させない

室外機周りの美観向上は施主様の満足度にも繋がります。

上図は、全館空調システムの冷媒配管取り出し部にSDウォールコーナーを用いた現場です。美観向上の為に、室外機の真裏で取り出していますが、冷媒配管の被覆は露出しているので劣化は免れません。このような場合、冷媒配管用テープで仕上げをすることが多いかと思いますが、「隠ぺい配管取出しウォールカバー」を活用すれば冷媒配管を一切露出させることなく仕上げることができます。

フリーコーナーとの組み合わせで施工性アップ

「隠ぺい配管取出しウォールカバー」を使用すれば美観と施工性が向上します。

「隠ぺい配管取出しウォールカバー」「フリーコーナー(SF77)」と接続できる仕様なので、室外機の接続口まで冷媒配管を露出させません。その為、窮屈な配管を強いられることの多い室外機周辺でも、フリーコーナーを活用できるので施工性にも優れています。また、本体ベースが分離するので、カンタンに後付けを行うことができます。ベース外周へシーリングをした後、カバーがシーリング剤を覆うので劣化を抑制する工夫がされています。

シンプルな外観で美観を損ねない

「隠ぺい配管取出しウォールカバー」は1個から当日出荷です。

「隠ぺい配管取出しウォールカバー」の表面はシンプルな外観で、ビスやコーキング材をも覆うので美観を損ねることなく取り付けることができます。本体には耐候性のあるポリ塩化ビニルが使用されており、カラーラインナップは定番色のアイボリーと塗装で仕上げた上質なシルバーです。

品番サイズ(㎜)
IHM-I横112×高さ130×奥行80アイボリー
IHM-S横112×高さ130×奥行80シルバー

まとめ

冷媒配管を隠ぺい配管する現場では、室外機の近くに設置したSDウォールコーナーから露出する冷媒配管を冷媒配管用テープを巻いて仕上げる場合が多く、美観の観点から施主様の満足を得られませんでした。しかし、「隠ぺい配管取出しウォールカバー」フリーコーナーを用いれば室外機の接続口まで冷媒配管を露出させることなく完璧に仕上げることができます。

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