火元から離れた部屋にも瞬時にお知らせ!ワイヤレス連動型警報器
※この記事は2021年6月11日に再公開しましたが、修正を加え2023年6月1日に再度公開しました。
火元とは異なる部屋にも緊急事態を瞬時にお知らせ
ワンルームに最適な「けむり当番(煙検知式)(品番:SHK48455K)」と「ねつ当番(熱検知式)(品番:SHKN48155K)」は、2階建てや3階建てだったり、音が伝わりにくい高気密高断熱住宅にはオススメできません。なぜなら、火元と異なる部屋にいる家族に警報音が聞こえない可能性があるからです。部屋が複数ある住宅には、火元とは異なる部屋にも緊急事態を瞬時にお知らせできるワイヤレス連動型が最適です。
戸建にはワイヤレス連動型で家全体に警報
ワイヤレス連動型の警報器は、名前の通り家中の連動している全ての警報器で瞬時に火災を知らせてくれます。単独型の場合は、火元以外の部屋では煙が充満してから検知するので、ワンルームにはオススメできますが、部屋数の多い戸建てにはワイヤレス連動型がなお安心です。
連動もらくらく!ボタンを押すだけのカンタン作業
「ワイヤレス連動」と聞くと設定が大変そうなイメージがあるかと思いますが、難しい作業は一切必要とせず、親器と子器を近づけてボタンを押すだけのカンタン接続です。登録後は、子器が何台繋がっているか教えてくれるので、正しく登録できた台数が分かります。
火元が分かりやすいメッセージで安心
火元では「火事です火事です」と警報するのに対し、連動している他の部屋の子岐では「他の部屋で火事です」とメッセージを自動的に変えて警報してくれます。また、火元以外の警報器を止めると、火元以外の連動している警報器が全てストップするので、火元の特定がしやすいシステムになっています。
隣家と混信することがない安心設計
親器と子器を連動させる際に、親器・子器間で固有のID登録(連動の登録)がされるので、狭小住宅でも隣家と混信することはありません。
親器は住宅の中心に設置する
子器(SHK42422)と子器(SHK42422)の間で電波が届きにくい場合には、親器(SHK42712)が電波の中継を行ってくれる仕組みになっています。ですから、親器は住宅の中心に取付けてください。
ワイヤレス連動型警報器のラインナップ
品 番 | 種類 | 検知方式 | 取付ピッチ | 質量(g) | 基準価格 |
SHK42712 | 親器 | 煙検知式 | 66.7 | 115 | ¥9,350 |
SHK42422 | 子器 | 煙検知式 | 115 | ¥10,450 | |
SHK42128 | 熱検知式 | 105 | ¥8,800 |
まとめ
交換の目安である設置後10年を経過した住宅用火災警報器を設置したままの住宅が増えてきています。火災による死者数の50%は「逃げ遅れ」が原因と言われていることを考えると、ユーザーの住宅用火災警報器が確実に火災を警報し、被害を最小化するために速やかに交換を促しましょう。その際、オススメしていただきたいのが、階段がある住宅や音が伝わりにくい高気密高断熱住宅、そしてシアタールームを備えている住宅には、火災からの逃げ遅れを防ぐ為に、火元ではない全ての部屋に同時に火災をお知らせする「ワイヤレス連動型の火災警報器」(親器:SHK42712と子器:SHK42422)です。
佐々木瞭
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