浴室のウロコ汚れ落としは電動研磨で決まり!
浴室の鏡やガラスのウロコ汚れ(水垢)は研磨すべし
大掃除の時期になると、メディアのマス・ソーシャルを問わず「酸洗浄で除去できる」とか「ラップでパックのようにすればよい」などと取り上げられる浴室のウロコ汚れ(水垢)。私もそれらの方法を真に受けて取り組んできましたが、積層化したウロコ汚れ(水垢)を除去することは終ぞできませんでした。また、酸性の洗浄剤には「真鍮に使えません」と注意喚起文が記されており、「浴室用水栓」の真上に設置されている場合が多い浴室鏡の洗浄剤として適切ではありません。
そこでベストパーツオンラインが施工業者様にオススメする洗浄方法は「鏡やガラスに傷や跡がつかない専用品による電動研磨」です。
鏡やガラスのウロコ汚れ(水垢)を取り除く3つのアイテム
まず、「ミニサンダ(品番:AS550M)」、「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」、「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」の3点を用意します。
京セラインダストリアルツールズ販売(RYOBI) 「ミニサンダ(品番:AS550M)」
小型で軽量なので片手でらくらく操作できる、京セラインダストリアルツールズ販売(旧RYOBI)の「ミニサンダ(品番:AS550M)」は、マイクロスティックパッド(長さ124mm✕幅72mm)を採用しているので、マジック式パッドが使える便利な電動工具です。狭い空間での作業になりますが、音も静かな上、片手で持てる重さ0.92kgなので作業性も抜群です。
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品 番 回転数 電流 消費電力 コード長 質量 AS550M 12,000min-1 1.8A 170W 2.5m 0.92kg 【パット及びペーパー適合表】
品 名 
適合サイズ パッド 
幅75mm×長さ105mm ペーパー 
クランプ式 幅75mm×長さ107mm マジック式 幅75mm×長さ140mm  
ウロコ汚れに適した「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」
浴室内の鏡やガラスなどに付着したウロコ状の汚れをスムーズに研磨する「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」。鏡やガラスなどの面積の広い現場でも、「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」を「ミニサンダ(品番:AS550M)」に装着して使用すれば作業時間は大幅に短縮します。使用感はガラスや鏡に吸付く感覚で、ウロコ汚れ(水垢)が取れている実感があります。
| 品番 | サイズ | 
| URO-SEAT | 140mm×75mm | 
ウロコ汚れ(水垢)を取り除く肝は「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」
「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」でウロコ汚れ(水垢)を取り除く際は、鏡やガラスに「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」を直接塗布して作業します。多く塗布した場合には液体が残る場合がありますので、小さじ一杯分の研磨剤を推奨します。白く跡残りした場合には、濡れたタオル等で拭き取ってください。ただし、レンズ・樹脂製品・撥水性ガラス・フイルム加工ガラス・塗装面・軟質ガラス・すりガラス・模様入りガラスには使用できませんのでご注意ください。
| 品番 | 容量 | 
| URO-300 | 300g | 
ウロコ汚れ(水垢)を落とす作業手順
「うろこ取りダイヤシート(品番:URO-SEAT)」をミニサンダに取付ける

ポイント!・・・「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」を取り付ける際は、「ミニサンダ(品番:AS550M)」底面に隙間なく、しっかりと固定して下さい。

ポイント!・・・「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」が、ミニサンダパッド部分よりはみ出ますが作業に支障がありません。むしろ鏡のフレームに「ミニサンダ(品番:AS550M)」が直接接触するのを防ぐ役割を果たします。
鏡表面の汚れを拭き上げてから「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」を塗布

次に、鏡を濡れた布などで軽く拭き上げてから、「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」を汎用品のヘラなどを使って取り出し鏡に直接塗布します。1回の取り出し量は小さじ1杯程度くらいのイメージで取り出してください。
ミニサンダで鏡やガラスの表面を円を描くように研磨する

霧吹きで「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」に水分を適量なじませながら、ゆっくりと円を描くよう鏡やガラス表面を移動しながら研磨してください。洗浄面積が縦に長い場合は「上部1/3→真ん中1/3→下部1/3」という具合に3か所に分けて作業するとキレイに仕上がります。

「ミニサンダ(品番:AS550M)」でゆっくりまんべんなく研磨していきます。
シャワーで「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」を流す

水栓金具や洗面器などが研磨剤で汚れていますが、この後、シャワーでキレイに流しています
「ミニサンダ(品番:AS550M)」で全体の水垢を落とす作業が終わったら、シャワーで鏡に付いた「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」を洗い流してください。「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」が多く付着して取れない場合は拭き取ってください。
拭き上げて完了

シャワーで流した後、拭き上げたら作業完了です。ウロコ汚れ(水垢)がすっきり取れてキレイになります。浴室が湯気で満たされても、ウロコ汚れ(水垢)が落ちた鏡はサッとシャワーをかけるだけで自分姿が見え、ガラスは水滴が残りません。
こんなに違う!Before After!

こびりついた水垢が綺麗にとれました!
鏡やガラスに残った水滴でウロコ汚れが形成されると、上の写真のように水滴が留まるようになり積層化し除去しにくくなります。「ミニサンダ(品番:AS550M)」、「うろこ取り研磨用ダイヤシート(品番:URO-SEAT)」、そして「うろこ落とし研磨剤(品番:URO-300)」の3点セットを使えば、見違えるようにキレイになります。この状態は約3カ月前後続きます。とはいえ、毎日シャンプーなどの有機物と人の皮脂汚れが飛び散る浴室内ですから日々の清掃はユーザーにお願いしてください。
まとめ
大型化する浴室の鏡とガラスのウロコ汚れ(水垢)に対して酸洗浄を推奨している情報を目にしますが、積層化したウロコ汚れを除去することは難しいうえ、「浴室用水栓」に悪影響を与える恐れがあり適切ではありません。ベストパーツオンラインでは「鏡やガラスに傷や跡がつかない専用品による電動研磨」をオススメします。この手法なら準備から作業終了まで約30分で終わります。「フロフタ」や「浴室用水栓」の取替、「浴室内手すり」の取付、脱衣場の壁面暖房器設置、浴室暖房観測機の設置などの浴室リフォームを提案する前のユーザー接点強化策に加えてはいかがでしょうか?
※この記事は2019年12月16日に公開した記事ですが、修正を加え2025年5月19日に再公開しました。
佐々木瞭
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