小判穴ホルソーなら、スライドボックスを傷つけずに約10秒で石膏ボードや合板を開口できる

スイッチやコンセントの設置に必要なスライドボックス。最近では、石膏ボードの開口に「マルチツール」を利用することも増えており、きれいにかつ短時間で施工できるようになりました。それでも、最も短時間で確実にボックス開口できるのは「小判穴ホルソー」です。

 

※この記事は2019年7月19日に公開した記事ですが、修正し2020年10月24日に再度公開しましたが、スライドボックスの規格と小判穴ホルソーの替刃を追加し、2023年2月2日に再度公開しました。

スライドボックスを傷つけずに一発で切り欠く

間柱などに固定したスライドボックスに合わせて石膏ボードや合板を切り欠く際、「マルチツール」を使用する施工業者様が増加しています。のこぎりと同様に4辺順に切削していかなければなりませんが、作業時間は大幅に短縮できます。さらに、金属用ブレードを使用すれば、万が一釘などの金属に当たっても刃が欠けずにどんどん切削できるメリットがあります。一方で、切削深さを誤るとスライドボックスを破損させる恐れがあります。これは、Φ60のホールソーを使ってダルマ型に開口する施工方法が流行した時と同じ課題です。ですが、「小判穴ホルソー」を使用すれば、切削深さを25mmまで1mm単位で設定できるので「スライドボックス」を傷つけずに約10秒で開口できます。

充電ドリルドライバーで使う「小判穴ホルソー(品番:FH-SBGP2B)」

「小判穴ホルソー(小判スライドボックス用)(品番:FH-SBGP2B)」は翌々日出荷です!

品 番 対象母材 基準価格
FH-SBGP2B 石膏ボード・合板 ¥32,670
同梱品
替刃(合板・強化石膏ボード・石膏ボード用×各1)・EGアッター2・六角棒レンチ・2ケ用穴あけゲージ

お手持ちの充電ドライバーで取付けて使う「小判穴ホルソー品番:FH-SBGP2B)は、なんと約10秒でボックス開口をすることができます。さらに嬉しいのは、あらかじめ石膏ボードや合板の厚みに合わせて切削深さ目盛を設定しておけば、スライドボックスを傷つけずに開口できる点です。切り口もきれいなので、ボードのこやΦ60ホルソーを使ったダルマ穴の際に発生していた穴の修正作業が必要ありません。切削抵抗で振り回されないようにするグリップは、裏返せば左利き用になるという配慮も見逃せません。実際にご購入された施工業者様からは「施工時間がかなり短縮され、充電ドライバーを使用するので力もいらず楽に開口できた」とのお声を頂戴しております。ただし、「インパクトドライバー」を使用する際はドリルモードに切り替えてご使用ください。

専用替刃もラインナップ

「小判穴ホルソー用替刃(品番:FH-BH3)」は1個から翌々日出荷です!

品 番 適合 基準価格
FH-BH3 FH-SBGP2B・FH-SBGP2H ¥3,450

PFD管

使用方法はとてもカンタン

使用方法はとてもカンタンで、お手持ちの充電ドライバーのチャックに「小判穴ホルソー」のシャンクを取付けるだけで準備は完了です。「小判穴ホルソー」本体についている切削目盛を壁厚に合わせて0㎜~25㎜の範囲で調節します。次に付属のEGアッター2(磁石探知器)で穴あけポイントをマーキングし、小判穴ホルソーのセンター針をマーキングに合わせて充電ドライバーのスイッチを入れれば約10秒で開口完了です。なお、レベルは本体上部に取り付けてある水平器で取ってください。

  1. 充電ドライバーと小判穴ホルソーを接続する
  2. 壁厚に合わせて切削目盛を調節
  3. EGアッター2で穴あけポイントをマーキング
  4. 充電ドライバーを左回転にしてからスイッチを入れて開口!

2連用、3連用の穴あけをする場合は付属の穴あけゲージを使用する

2連、3連用のスライドボックスがついている場合は、付属の穴あけゲージを使用します。1ケ所目を開口部を元に穴あけゲージを合わせて2ケ所目のセンターを目印します。3連用スライドボックスの場合、磁石はセンターにありますので、1ケ所目の穴の左右に開口する必要があります。その場合は穴あけゲージを裏向きにしてご使用下さい。

図1:1ケ所目の開口部にゲージを合わせて2ケ所目のセンターに目印する。

取付向きが分かっている場合は、EGアッター2を使えばもっとカンタンに位置決めできます!

スライドボックスの取付向きが事前に分かっている場合は、EGアッター2を使用するやり方がもっともスピーディーです。1つ目の目印にEGアッター2の角を当てて水平をとったら、逆側の角が2つ目のセンター位置となります。3ケ用の場合は、2ケ用の手順で1つ目の目印の左右に印をつけるだけです。

図2:スライドボックス取付向きが事前に分かっている場合は、EGアッター2を使用すればカンタンに2つ目のセンター位置を目印できます。

PFS管

強力なセンター磁石で誤差を極小化した「小判スライドボックス」

「小判スライドボックス」は 1個から販売しています!

中心に強力な磁石が付いているため、前述のEGアッター2を使えば探知距離40㎜迄なら中心から5㎜以下で芯出しできる「小判スライドボックス」。ボックス本体に「小判穴ホルソー」の刃が当たらないような刃逃がし構造なので初めてでも安心して施工ができます。3連用はスライドボックスのセンターに磁石が付いていますので開口の際は注意してください。

品 番 深さ種類 仕様 セパレート 基準価格
SBG 標準(36㎜) 1連用 ¥100
SBG-W 2連用 ¥290
SBG-WM ¥300
SBG-3W 3連用 ¥720
SBG-S 浅形(28㎜) 1連用 ¥100
SBG-SW 2連用 ¥290
SBG-SWM ¥300
SBG-S3W 3連用 ¥710
SBG-Y 深形(45㎜) 1連用 ¥140
SBG-YW 2連用 ¥390
SBG-YWM ¥400
SBG-Y3W 3連用 ¥920

まとめ

スライドボックスの開口はのこぎりからダルマ穴、そして最近では「マルチツール」という具合に進化を遂げました。それでも、スライドボックスを傷つけずに約10秒で石膏ボードや合板を開口できる「小判穴ホルソー」は魅力的です。これからは、「小判スライドボックス」「小判穴ホルソー」を使用して短時間で美しく施工しましょう。

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佐々木瞭

佐々木瞭

1994年生まれ。2016年ベストパーツ株式会社入社。
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具・設置固定を担当しています。
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