使用済みNRC容器の簡単返却ガイド: メーカーに戻す手順と注意点

空になった「NRC容器」は、製造メーカーに返却する必要があります。しかし、返却方法が不明でお困りの方も多いのではないでしょうか。本記事では、「NRC容器の返却方法」について詳しく解説します。

NRC容器はメーカーに無料で返却可能

市場には再充填可能な「RC容器(回転ボンベ)」と使い切りの「NRC容器」の2種類があります。RC容器は購入元に期限までに返却する必要がありますが、NRC容器は購入時にお客様の所有物となり、使い終わった後は製造メーカーが無料で引き取ります。

NRC容器の返却手順

使い終わったNRC容器は、フロンガスメーカー各社が採用しており、返却方法は簡単です。どのメーカーでも同じ手順で進められます。重要な点は、NRC容器は完全に使い切ってから返却する必要があり、バルブを締めた状態で、製品梱包箱に入れて引き渡すことです。

製造メーカーに連絡して「NRC容器引取依頼書」を取得

まず、NRC容器に表示されている製造メーカーに連絡し、「NRC容器引取依頼書」を請求します。以下は連絡先の例です。

メーカー名ブランド名電話番号
アオホンケミカルジャパン株式会社AHC075-748-6326
メキシケムジャパン株式会社KLEA(クリー)03-5462-8661
三井ケマーズフロロプロダクツ株式会社SUVA(スーヴァ)・Freonフレオン054-334-5414
日本ハネウェル株式会社ソルスティス®N4003-6730-7106

容器回収依頼書の取得方法の変化

これまでは、製造メーカーに直接電話をして「NRC容器引取依頼書」を取り寄せるのが一般的ですが、現在では多くのメーカーがインターネットを通じて依頼書を提供する方法に移行しつつあります。ダイキン工業やハネウェルなどのメーカーでは、ホームページから依頼書をダウンロードして印刷し、FAXで送信することが必要です。将来的には、三井・ケマーズのように他のメーカーもインターネットからのダウンロードのみに移行する可能性があります。

「NRC容器引取依頼書」を記入してFAX送信

回収希望日、製品名、数量、お客様情報を記入し、指定されたFAX番号に送信します。

図1:メキシケムジャパンのNRC容器引取依頼書

空容器の回収

記入した「NRC容器引取依頼書」に基づいて、指定日に運送業者が回収に来ます。ただし、時間指定はできないため、ご注意ください。

返却時の注意点

容器や梱包が濡れていると運送業者が引き受けを拒否することがあります。また、他メーカーのNRC容器を間違えて引渡すと、着払いで返送され、高額な送料を負担することになります。この点から、空容器の回収時には立ち合われることを推奨します。

まとめ

使用済みの「NRC容器」はメーカーに無料で引き取ってもらえます。返却方法はカンタンで、電話一本で済みます。季節の始まりや終わりに整理してみることをオススメします。また、NRC容器内の残ガスを大気に放出しないようくれぐれも注意しましょう。

※この記事は2019年4月15日に公開されましたが、校正し直し2020年8月4日、2023年12月7日に再公開しました。

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室橋尚哉

1989年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。分類は空調換気を担当。1963年生まれ。
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