最近では、ガルバリウム鋼板を使用した住宅も見かけるようになりました。シンプルなデザインと耐久性の高さが評価され、非住宅に限らず、新築やリフォームで採用されるケースも増えています。しかし、ガルバリウム鋼板に現場で穴をあけようとすると、スムーズに行えず手間がかかると感じることはないでしょうか。本稿では、ガルバリウム鋼板も一発で穴あけができる「ガルバウッドコアドリル」をご紹介します。

2段刃によって表面滑りを軽減

ガルバリウム鋼板は、従来のコアでは刃が食い込まず表面で滑ってしまうので穿孔が困難と言われる材質です。しかし「ガルバウッドコアドリル」は、2段刃を採用したことによって表面の滑りを軽減するうえ、金属にしっかり刃が食い込むので、スムーズに穴あけをすることができます。

深い穴でも切粉の排出がスムーズ

特にリフォームでは、既存の壁を利用した「カバー工法」や金属建材の弱点である断熱性や遮音性を補う「断熱材一体型」の採用が増えています。そのため、ガルバリウム鋼板でも100mm以上の深い穿孔が当たり前になっています。

通常、穴が深くなるほど切粉の排出は困難になりますが、「ガルバウッドコアドリル」の2段刃は、金属への食い込みを良くするだけではなく、深い穴でも切粉の排出をスムーズに行える点が特長です。

なお、切粉が排出されないまま穿孔を続けると、刃が焼けて寿命が短くなる恐れがあるため、排出状況には十分ご注意ください。

豊富な適合材料と刃先径で様々な工事に対応

「ガルバウッドコアドリル」は、ガルバリウム鋼板のほかにも、木材、金属系サイディング、合板などに最適です。さらに、以下のような多種多様な素材にも対応しています。

• ALC（湿ったALCも可能）
• 日本壁・ラス壁
• 軽天・FRP・
• 塩ビ管・プラ排水マス
• スパイラルダクト・アクセスフロア
• 人工大理石・
• 窯業系サイディングボード（硬質窯業系サイディングにはハイパーダイヤコアドリルをご使用下さい。）
• プラスチック・複合材など

このように、幅広い現場で活躍できる汎用性の高さが特長です。

また、刃先径に応じて、次のようにシャンクサイズを使い分けることで、お手持ちの電動工具に取り付け可能です。

• 刃先径25～45mm以下 →「Sシャンク」
• 刃先径50～220mm →「Lシャンク」

ポリクリックシリーズなら、カッター部分のみを交換することでコストを抑えながら、さまざまな工事に柔軟に対応できます。

商品のラインナップ

ガルバウッドコアドリル

品番		有効長mm	サイズφ
ストレート軸	SDS軸
PCGW25	PCGW25R	130	25
PCGW29	PCGW29R		29
PCGW32*	PCGW32R*		32
PCGW35	PCGW35R*		35
PCGW38	PCGW38R*		38
PCGW50	PCGW50R		50
PCGW60	PCGW60R		60
PCGW65*	PCGW65R*		65
PCGW70	PCGW70R*		70
PCGW80*	PCGW80R*		80
PCGW95	PCGW95R		95
PCGW100	PCGW100R*		100
PCGW110	PCGW110Ｒ*		110
PCGW120	PCGW120Ｒ*		120
PCGW160	PCGW160Ｒ*		160

＊印の付いた商品は、当日出荷でスピーディーにお届けします。

カッター

品番	有効長mm	サイズφ	出荷日目安
PCGW25C	130	25	当日
PCGW29C		29
PCGW32C		32
PCGW35C		35
PCGW38C		38
PCGW40C		40
PCGW50C		50
PCGW60C		60
PCGW65C		65
PCGW70C		70
PCGW80C		80
PCGW95C		95	翌々日
PCGW100C		100	当日
PCGW110C		110
PCGW120C		120	翌々日
PCGW160C		160	当日

 

センタードリル

品番	用途
PCGWCD225	標準品

 

ポリクリックシャンク

品番	品名	仕様
PCSKS	Sシャンクストレート	軸径10mm
PCSKSR	SシャンクSDSプラス	軽量ハンマードリル用
PCSKSD	Sシャンク充電	六角軸6.35mm
PCSKL	Lシャンクストレート	軸径13mm
PCSKLR	LシャンクSDSプラス	軽量ハンマードリル用

まとめ

ガルバリウム鋼板は、従来のコアドリルでは刃が食い込まず、表面で滑ってしまうため穿孔が難しいとされてきました。
しかし、「ガルバウッドコアドリル」は、2段刃の採用によりこの問題を解消。滑りを抑えながら、金属にしっかり食い込んでスムーズな穴あけを実現します。
さらに、豊富な適合材とサイズラインナップにより、幅広い工事に柔軟に対応できるのも大きな特長です！
ぜひベストパーツオンラインでご用命ください！

※この記事は2022年3月に初めて公開されましたが、ラインナップを修正し、2025年7月に再度公開いたしました。