
VE管とPF管。どちらを使えばよい?
CD管とPF管の違いについてはこちらの記事をご覧ください。
VE管とは?
皆さんご存知かとは思いますが、改めて「VE管」についておさらいしたいと思います。
「VE管」は可とう性を持たない、硬質ビニル電線管です。「PF管」、「CD管」は可とう性があり、自在に配管をすることが可能ですが、VE管は直線性があるので配管をストレートに伸ばしたいときに有効に使えます。「VE管」は屋内外どちらでも使用が可能です。
色 | ||||||
ベージュ | グレー | ライトブラウン | ブラック | チョコレート | 基準価格 | |
品番 | VE-14J2 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ¥250 |
VE-16J2 | VE-16G2 | VE-16LB2 | VE-16K2 | VE-16T2 | ¥410 | |
VE-22J2 | VE-22G2 | VE-22LB2 | VE-22K2 | VE-22T2 | ¥450 | |
VE-28J2 | VE-28G2 | VE-28LB2 | VE-28K2 | VE-28T2 | ¥880 |
VE管の特徴
- 軽量で運搬が楽
- 直線の配管が綺麗に仕上がる
- 美観性が高い
「VE管」と「PF管」の違いは、主に可とう性があるかないかの違いです。弊社で取り扱いをしている未来工業の「VE管」は、耐候性も抜群で、紫外線実験では、約1500時間の放射にも耐えられる高耐候性を持っております。しかし、太陽光など四六時中、紫外線を浴びるような現場には、高耐候性のある「PF管(PED)」を使用するようにしましょう。
VE管とPF管の施工性比較
施工性で比較すると、自在に配管が可能で継手もワンタッチで接続できる「PF管」が楽というお声を聞きます。ただ、現場によっては、ストレートに配管することで綺麗に収まったり、「VE管」にも「VE管フレキ」や「フレキシブルベンド」といった可とう性のある部材も存在します。私たちベストパーツでは、「PF管」と「VE管」の変換アダプタも在庫しておりますので、それらをつなぎ合わせて現場に合った自由な配管をすることが可能です。
品 番 | PF管 | VF管 | 全長 | 基準価格 |
MFSVE-14G | 14 | 14 | 56.2 | ¥50 |
MFSVE-16G | 16 | 16 | 62.5 | ¥60 |
MFSVE-22G | 22 | 22 | 77.2 | ¥80 |
MFSVE-28G | 28 | 28 | 91.5 | ¥140 |
VE管とPF管のコスト比較
ではコスト面で比較するとどうでしょうか?
「VE管」は2mでの販売になりますが「PF管」は50mの巻物をカットして使用します。
私たちベストパーツOnlineの単価で比較すると、「VE管」はサイズ14の2mが250円ですから、m単価は125円となります。一方で「PF管」は50mで5,150円ですから、m単価は103円となります。
こうしてみると、m単価は「PF管」のほうが安いことが分かります。「PF管」は可とう性があるので、自在に配管でき、継手の使用数もなるべく抑えることが可能です。
品 番 | 全長 | m単価 | 基準価格 |
VE-14J2 | 2m | ¥125 | ¥250 |
MFS-14 | 50m | ¥103 | ¥5,150 |
まとめ
コストと施工性に優る「PF管」は美観を求められない場所には最適です。ですが、美観を求めるならストレートに配管できる「VE管」がオススメです。施工性についても、「VE管フレキ」や「フレキシブルベンド」といった可とう性のある部材を利用すれば、実はあまり変わりません。ただし、太陽熱温水器や太陽光発電などの紫外線照射時間が長い現場には、高耐候性が付与された2重構造の「PF管(PED)」をオススメいたします。

佐々木瞭
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具・設置固定を担当しています。
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