『フレア配管セット』でエアコン取付工事の見積作成と施工時間を短縮する

深刻化する職人不足を背景に、以前なら2人で行っていた施工も1人でやらざるを得ない場面が増えてきました。また、1人の職人が本職に限らず幅広い配管工事を引き受けるマルチタスク化が進行しており、見積や施工にかかる時間を短縮する部材を選ばれるお客様が増えています。本稿では再び「フレア配管セット」が使われ始めた理由をご説明いたします。

フレア配管セットとは?

一般的には、ペア冷媒管ドレンホース、Fケーブルを巻物で購入し、現場で必要な長さに加工しながら使用するケースが多いかと思います。しかし、エアコン取付専門業者でなければ、カットされた巻物の残在庫が倉庫に眠っているのではないでしょうか。その点「フレア配管セット」は、あらかじめ1台のエアコン取付工事に必要な長さに加工された部材がパック化されているので、現場で部材を加工する時間を削減でき、見積が一行で済み、在庫管理が不要になるというメリットが得られます。また、エアコン取付専門業者様であっても、車載在庫が効率よくなる点をご評価いただけるはずです。

多くの現場に対応できるラインナップ

「フレア配管セット」の梱包と部材の写真

「フレア配管セット」は1セットから当日出荷です。

「フレア配管セット」の冷媒配管は、長さが3mから10mまでの6種類が用意されています。これにより、ほとんどの現場にぴったりの長さをすぐに提供できます。セットには、3〜5mにカットされた「φ14ドレンホース」、難燃性のパテ(200g)、19mm幅×5mの粘着テープ、そして冷媒管の長さに1.3m余裕を持たせた「Fケーブル(2mm×3芯)」が含まれています。ただし、スリムダクトコーテープなどの仕上げ部材は含まれていないため、別途手配が必要です。

品 番 冷媒管長 ドレンホース 銅管サイズ Fケーブル
SK-233D23 3m 3m 6.35×9.52 4.3m
SK-2335D23 3.5m 4.8m
SK-234D23 4m 4m 5.3m
SK-235D23 5m 5m 6.3m
SK-237D23 7m 8.3m
SK-2310D23 10m 11.3m

施工業者様が「フレア配管セット」を選ぶメリット

「フレア配管セット」が、再び施工業者様に選ばれるようになった背景には、職人や倉庫管理担当者の不足があるようです。その問題解決になる具体的なメリットとして以下4点が挙げられます。

  1. 冷媒管に精度の高いフレア加工が施されており、ガス漏れのリスクを低減できる
  2. 現場加工がなくなり、施工時間を短縮できる
  3. 現場毎の部材代が明確になるので、見積作成が楽になる
  4. 在庫管理一箱に収められているので、在庫スペースを最小化できる

特に精度の高いフレア加工が喜ばれています

冷媒管のフレア加工部の写真

精度の高いフレア加工がされた状態で納品する為、開封後すぐに接続可能です。

室内機と室外機を接続する際、冷媒管の接続部をラッパ状に広げることをフレア加工と言います。冷媒管を適切に加工した上で、綺麗にフレア加工しないとガス漏れの原因となります。「フレア配管セット」の冷媒配管は、冷媒配管の切断・バリ取り・熟練の技術が必要なフレア加工などがあらかじめ施されております。専用工場で機械加工されたフレア面では誰が施工しても均一な仕上がりができるうえに、不具合やガス漏れを起こす心配がありません。また、現場でのフレア加工が必要ないので、施工時間を大幅に短縮させることができます。

手配や見積もカンタン!在庫管理も省スペースで済む!

巻物が一箱に収められた写真

1台のエアコン取付工事に必要な長さに加工された部材が一箱に収められています

現場でカットした巻物を倉庫や車で保管する場合、残メーター数の管理が難しく、いざという時に不足してしまったり、それを避けるために在庫を増やす傾向にあります。また、車載在庫では、カットされた巻物が雑然と積まれていることもしばしば。その点、「フレア配管セット」を利用すれば、見積作成と商品手配がカンタンになるだけでなく、在庫管理でも狭いスペースに入れたり重ねて在庫することも可能になります。

まとめ

職人不足を背景に、冷媒管の切断、バリ取り、フレア加工、そしてフレアナットの取付作業が要らないエアコン用「フレア配管セット」を採用する業者様が再び増加しています。施工時間だけでなく、部材を揃える手間や在庫管理スペースを削減でき、見積が現場毎にできることもメリットです。

※2020年8月24日に公開された記事を校正し直し、2021年4月9日、2023年5月19日、2024年4月15日に再度公開しました。

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