
思い通りの場所にスライドボックスを設置できる「調節固定バー」
間柱から距離をとってスライドボックスを設置したい
はさみ金具を使用すれば間柱を気にせずコンセントを取付けることができますが、壁内に断熱材や構造材が入っている場合は、接触を防ぐ為にスライドボックスを使用しなければなりません。しかし、ほとんどのスライドボックスは間柱に固定する施工方法ですので、ユーザーの使い勝手の良い位置に取付けることができません。スマート家電・IoT家電といった電化製品が普及している昨今、コンセントの位置や数はユーザーの満足度を高める大事なポイントですので、「調節固定バー」を使用して、ユーザーの希望する位置にコンセントを設置しましょう。
間柱から離れていても思いのまま施工できる調節固定バー
「調節固定バー」は、下図のように軽量間柱に取付け、スライドボックスやアウトレットボックスを間柱から離れた任意の位置に固定できる便利な取付金具です。1cm間隔でメモリが付いていますので、ユーザーの希望する位置に合わせてスライドボックスを取付けてください。

調節固定バーにスライドボックスを固定し、間柱から距離をとります。
片面を固定するだけのカンタン施工!
付属の両面テープで仮止めしてから、ビスで間柱に固定するだけのカンタン施工です。スライドボックスを調節固定バーに取付けるタッピングねじが2個付いていますので、別途ビスを用意する必要もありません。
長さが足りないときは継ぎ足して延長できる!
「調節固定バー(品番:KGP-130)」では、間柱から150㎜まで距離をとることができますが、長さが足りない場合は、継ぎ足すことで延長することが可能です。なお、長さ188mmの「調節固定バー(品番:KGP-188)」は、継ぎ足すことができませんのでご注意ください。
調節固定バーのラインナップ
品 番 | 幅 | 長さ | 厚み |
KGP-130 | 55 | 150mm | 30 |
KGP-188 | 50 | 188mm |
まとめ
スマート家電・IoT家電といった電化製品が普及している昨今、コンセントの位置や数はユーザーの満足度を高める大事なポイントです。スライドボックスの取付位置の都合で、ユーザーの希望にこたえられなかった…なんてことのないよう、「調節固定バー」を使用して自由自在にスライドボックスを取付けましょう。
※この記事は2020年4月11日に公開した記事ですが、校正し直し2025年8月12日に再度公開しました。

佐々木瞭

最新記事 by 佐々木瞭 (全て見る)
- 施工の自由度UP!LPガス配管の新定番【伊藤鉄工のガス栓】 - 2025年8月28日
- 「エアコン室外機の音がうるさい」を解決!振動対策に有効な防振ゴム3選 - 2025年8月26日
- 塩害地域のサビ止めには作業性と防錆性を兼ね備えた「ローバル®」がオススメ! - 2025年8月25日