CH熱動弁の使い方

温水暖房用途でもっともポピュラーなヘッダーと言えばCHヘッダーだと思います。接続は簡単で多くの熱源機メーカーに採用されています。さらに後付け熱動弁を使用することにより、より便利に使用することができます。

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CH熱動弁には「往き側用」と「戻り側用」がある

熱動弁は流体を止水する際の構造なので流水方向が決まっているため、「往き側用」と「戻り側用」の区別があります。仮に「往き側用」を「戻り側ヘッダー」に接続すると流体抵抗が大きくなり、循環不良や音鳴りなどのトラブルの元になります。

ちなみに熱動弁内蔵CHヘッダーは往き側用ですから、戻り側にはCHヘッダーを接続してください。

上階層からの落水を抑える「戻り側用」

エネファーム、バイブリット給湯器、そしてエコジョーズの普及で、1Fだけでなく2Fにも床暖房や浴室換気乾燥機などの放熱端末を設置する現場が増えてきました。

多くのガス給湯器は解放式の暖房回路を採用しているので、暖房運転を停止すると2Fを循環していた循環液が給湯器本体に落水(戻ってくる)します。落ちてきた循環液は、給湯器本体のタンクを満たしドレン口から給湯器の外に放出されます。それを繰り返し徐々に循環液が不足してエラーがでるという現象が発生します。

これを防ぐために、戻り側用CH熱動弁を活用します。

床暖房の場合、往き側には熱動弁内蔵CHヘッダーがついていますが、2Fから戻ってくる回路のCHヘッダーにも「戻り側用CH熱動弁」を取り付けてください。

これにより、床暖房の運転停止時に往き側熱動弁が閉まると同時に「戻り側用CH熱動弁」も閉めることで上階から給湯器本体への落水を防ぐことができます。

2種類の放熱端末を使用する

給湯器によっては温水回路の出湯温度が1つの温度しか設定できない機種があります。この場合は浴室暖房乾燥機、ファンコンベクターと床暖房の併用はできません。なぜなら、浴室暖房乾燥機、ファンコンベクターは高温(約80℃)が必要ですが床暖房は約60℃以上の温度を必要としないからです。

それでも同時に使用したい、、、そんなときに使用したいものが「往き側用CH熱動弁」です。

往き側CHヘッダーの床暖房回路にだけ「往き側用CH熱動弁」を取り付けることで、コントローラからのパルス信号で細かく熱動弁がON/OFFし床暖房の回路に流れる温度を60℃以下になるように運転させることができます。

浴室暖房乾燥機、ファンコンベクターの回路には熱動弁は付けずそのまま流すことで高温の80℃の要求に応えることができます。

まとめ

後付けのCH熱動弁を活用することで一般的なCHヘッダーを便利なコンビネーションヘッダーとして使用することができます。放熱端末の設置場所や選択できる機器の幅も広げることができるCH熱動弁をぜひお試しください。

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大宮彰大

大宮彰大

営業部所属:ベストパーツ株式会社
2008年入社(31歳)
温水暖房分野を担当し2013年4月完成のベストパーツ株式会社社屋の冷暖房部材選定を行う。
MAIL:omiya.shota@best-parts.jp
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