紫外線に強いVE管を軸にエアコン用ドレン配管を整える

僅かな熱も無駄にしないよう、エアコンに留まらず、今や換気装置や給湯器にも熱交換器が多用されているため、ドレン配管が増えてきています。ドレン配管に硬質ポリ塩化ビニル管(VP管)ドレンパイプ(DP管)、電線に硬質ビニル電線管(VE管)を使い分けていますが、実はVE管ですべて賄えば施工勝手が格段に向上します。

VE管をドレンパイプとして使おう

結露対策の保温が必要な屋内や壁内のドレン配管は、それ単体で保温材の機能を有しているACドレンパイプが主流です。しかし、ACドレンパイプには耐候性がないため、屋外に露出するドレン配管に用いることはできません。そのため、紫外線が直接照射する場所のドレン配管には、硬質ポリ塩化ビニル管(VP管)を使っている方も多いと思います。

VE管1本で賄う

下図は硬質ポリ塩化ビニル管(VP管)硬質ビニル電線管(VE管)、そしてドレンパイプ(DP管)のサイズを比較したものです。呼び径は管種により違いますが、外径は同じです。接続の際に使用するエルボ等の継手やドレン排水部材は、管の外径に合わせて接続しますので、VE管をドレン部材に接続できることが分かります。

VP管
VE管
DP管
呼び径 外径 呼び径 外径 呼び径 外径
13 18 14 18 14 18
16 22 16 22 16 22
20 26 22 26 20 26
25 32 25 32
28 34  

VP管は30、VE管は36以上のサイズについては、呼び径=内径が当てはまりません。

耐候性に優るVE管

硬質ビニル電線管(VE管)1本で電線管とドレン配管を賄うメリットは、施工側にとっては部品の共通化による在庫削減にありますが、ユーザーにとっても美観向上が図れるのです。

高耐候性で屋外でも長期にわたり美観を維持

べストパーツOnlineで受注当日出荷している未来工業の硬質ビニル電線管(VE管)は、耐候性が抜群。スーパーキセノンによる放射試験では、約1500時間放射しても変色がないという試験結果が出ております。比較写真の通り、長期にわたり美観に優れ、お施主様が気持ちよく生活することができます。

※スーパーキセノン方式は紫外線放射照度が太陽光の3倍(180W/m²)ある促進性の高い試験です。

VP管とDP管は電線管として使えない

逆に、硬質ポリ塩化ビニル管(VP管)ドレンパイプ(DP管)硬質ビニル電線管(VE管)として使用することはできません。なぜなら、内線規定3115-1により、電線管として使用するには電気用品安全法(PSE)に適合するものを使用すると決まっているからです。

ただし、とても紛らわしいのですが、電線管としては使えなくともケーブルの保護管(防護管)として使用するのは問題ありません。要するに、シースで覆われているケーブルには硬質ポリ塩化ビニル管(VP管)ドレンパイプ(DP管)も使えるのですが、絶縁体のみで覆われている電線硬質ビニル電線管(VE管)しか使えないということです。LANケーブル電話線など通信線は、全てケーブルに当てはまります。

つまり、VVFケーブルVCTFケーブルを屋外で保護する分にはVP管やドレンパイプを使用しても問題ないということになります。

写真全体をケーブル、赤・白・黒の線が電線です。

まとめ

露出することが多い電線管とドレン配管は、紫外線の影響で劣化し変色します。その両方の配管を耐候性が付与された未来工業の硬質ビニル電線管(VE管)1本で賄えば、紫外線劣化の影響が少なく美観を長期間にわたり維持できます。

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佐々木瞭

佐々木瞭

1994年生まれで、2016年ベストパーツ株式会社入社。
2018年より営業部に所属し、分類は配線器具を担当しています。
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