モンキーレンチ選びに役立つスペックの違い

締付工具の一種である「モンキーレンチ」。ボルトやナットを多用する施工業者様にとって、1丁あれば事足りるというものではありません。本稿ではモンキーレンチ選びに役立つスペックの違いを整理します。

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モンキーレンチは使用箇所により使い分ける

「モンキーレンチ」に求められる性能は、本体質量が軽く運搬性が高い、下あごがグラつかず部材を傷めない、柄の部分が持ちやすく力が入りやすい、先端が薄く差し込みやすい、口開きが大きく下あごがでないなど様々。最近は設備機器の内部が部品でぎっしり詰まっているため、先端が薄くて柄が短い「ショートエコワイドモンキーレンチ(品番:HYシリーズ)」が特に引き合いが多い状況です。

狭所箇所での使用が最適!ショートエコワイドモンキーレンチ

薄くて軽量滑り止めが付いている「ショートエコワイドモンキーレンチ」

図1:TOPの薄型・軽量・手のひらサイズの「ショートエコワイドエコモンキーレンチ(品番:HYシリーズ)」。写真のHY-30は、先端厚6.0mmと決して業界最薄ではありませんが、手のひらに収まる大きさ、力の入りやすいラバーグリップと上あご背面の指掛けフック、ワンランク上のサイズまで口が開くワイドタイプ、下あごの耐久性が評価されている売れ筋商品。全サイズ所有することをお勧めしますが、2丁に抑えるなら、HY-49Sでしょう。1丁から受注当日出荷しています。

品番 口開き幅 先端厚 全長 重量 基準価格/丁
HY-26S 7~26mm 5.5mm 117mm 100g ¥2,130
HY-30S 8~30mm 6.0mm 142mm 160g ¥2,310
HY-38S 8~38mm 6.5mm 157mm 215g ¥2,950
HY-49S 12~49mm 9.0mm 184mm 450g ¥3,610

「ショートエコワイドエコモンキーレンチ(品番:HYシリーズ)」は、手のひらサイズのショートタイプで通常のモンキーレンチより約20%コンパクト。先端厚が薄く、下あごがでっぱらないので、狭所作業にとっても便利。例えば、壁出しの混合水栓を交換する場合、壁との距離が近く混合水栓の角度を調整しながら取り付る工程でコンパクトなボディの恩恵を感じていただけます。水に濡れても滑りにくい硬質ビニルでコーティングしている柄は、短くとも力を伝えやすいと評判。ただし、絶縁機能は無いため通電中の作業には使用できません。
先端厚6.0mmと薄く、口開き幅30mmというスペックの「HY-30S」は、まだお持ちでなければ、ぜひお求めいただきたい逸品です。

手のひらサイズで狭所施工に便利「ラチェットワイドショートモンキーレンチ」

図2:スーパーツールのラチェット機構付き「ラチェットワイドショートモンキー(品番:MWRシリーズ)」は、しっかりしたラチェット機構が信頼されています。ただし、設備工事においては、ラチェットをガンガン回す工程が配管作業に限られてくるためコンパクト仕様のショートモンキーである必要性が低い。1丁から受注当日出荷可能です。

品番 口開き幅 先端厚 全長 重量 基準価格/丁
MWR30S 30.0mm 6.6mm 152mm 190mm ¥2,290
MWR36S 36.0mm 7.3mm 181mm 300mm ¥2,640

「ラチェットワイドショートモンキー(品番:MWRシリーズ)」は連続作業に適したラチェット機構付き。配管工事など何度も「モンキーレンチ」を外して回す工程でラチェット機構の恩恵を受けるため、ショートモンキーと言えども売れ線は口開き幅が36.0mmの「MWR36S」。もちろん、先端厚が6.6mmと薄い「MWR30S」もラチェットにありがちなねじゆるみが少なくオススメですが、下あごが出る仕様なので狭所作業性を期待しすぎるとガッカリされるかもしれません。ワイドタイプということもあり狭所作業というよりコンパクトラチェットというとらえ方が良いでしょう。

オーソドックスでも違いがあるモンキーレンチ

スタンダードで最も使用率が高い「モンキーレンチ(品番:HXシリーズ)」

図3:TOPのスタンダードモデル。手に馴染みやすい「モンキーレンチ(品番:HXシリーズ)」は、JIS規格を超えるハイスペックである点と下あごのガタツキが無い点が評価されています。1丁より受注当日出荷可能です。

「モンキーレンチ(品番:HXシリーズ)」は、機器や設備の保守点検、機器の組み立て、アンカーと機器の固定の際のナットの締め込みに便利です。このシリーズは旧モデルのHシリーズ同様にJIS規格より3~4mm大きく口開き構造だったり、JIS規格より10~23%上回る保証トルクなど高性能を追求する姿勢が半端じゃありません。角ねじフォームを使用している為、下あごのガタツキがなくナットにフィットする点もそうです。
一方で、スタンダードモデルについても保守的じゃないのがHXシリーズの魅力。例えば、先端形状を鋭角に設計し直しているので狭所作業性を改善。重量についても強度を維持しつつ柄を薄くすることで肉抜きが無くても軽量化を実現しています。
どれということなく、必要に応じてすべてのサイズを所有していただきたいモンキーレンチですが、他社のものやHシリーズをお使いであれば、まずは「HX-300」から買い替えてみてください。

品番 口開き幅 先端厚 全長 重量 基準価格/丁
HX-150 0~23mm 6.0mm 159mm 110g ¥2,070
HX-200 0~27mm 7.5mm 208mm 230g ¥2,280
HX-250 0~32mm 9.0mm 258mm 390g ¥2,870
HX-300 0~38mm 10.0mm 308mm 620g ¥3,850

ワンランク上のワイドな口開きでコスパに優る「エコモンキーレンチワイド」

図4:MCCの「エコモンキーレンチワイド(品番:EMWシリーズ)」はワイドな口開き幅が特長。柄の肉抜きで軽量化を実現しコスパを向上している。1丁から受注当日出荷可能です。

品番 口開き幅 先端厚 全長 重量 基準価格/丁
EMW-150 7~26mm 5.5mm 150mm 115g ¥1,970
EMW-200 8~30mm 6.5mm 200mm 200g ¥2,170
EMW-250 8~36mm 6.5mm 250mm 270g ¥2,750
EMW-300 12~46mm 9.0mm 300mm 650g ¥3,850

「エコモンキーレンチワイド(品番:EMWシリーズ)」は、柄を肉抜きすることで軽量化を図り運搬性を向上しています。また、重心が先端に移動することで締め付け作業性が良いと感じる方も多いようです。ワンランク上の口開き幅のワイド仕様ですから1丁でこなせる仕事が多くなります。最大口開き状態でも下アゴがでっぱらない設計とコンパクトな頭部が狭所で威力を発揮します。

まとめ

ボルトやナットを回す代表的な手工具である「モンキーレンチ」。ボルトやナットを締める・緩めるの単機能ですが、「軽量化」「下あごがグラつかない」「柄が短い」「先端が薄い」「口開き幅が大きい」「グリップの滑り止め」「ラチェット式」とスペックの違いが大きい商品です。オススメは「モンキーレンチ(品番:HXシリーズ)」を全サイズ所有したうえで、「ショートエコワイドレンチ(品番:HYシリーズ)」「HY-30S」「HY-49S」の2丁を追加する持ち方です。

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