
コストが抑えられる金属フレキシブルホース「モレーヌ」
※この記事は2021年4月24日に公開しましたが、価格改定、修正を加え2022年2月22日に再公開しました。
耐食性はステンレスと同等で価格競争力がある
銅合金製のフレキシブルチューブを採用している吉野川電線の「金属フレキシブルホース モレーヌ」は、「ステンレスより耐食性が劣るから価格が安い」という声を耳にしますが、そうではありません!!JISでは銅合金製とステンレス製それぞれに対して必要な試験項目を示しており、それを満足しているので耐食性能は同等です。品質に違いがあるのではなく、一般的にステンレスより銅合金の方が調達コストが抑えられる場合が多いため価格競争力が高いと言えます。なお、本品は屋内外兼用として販売されていますが、保護カバーの無い仕様です。屋外はもとより屋内であっても、ビルトイン型調理器に接続する場合には腐食から防御する措置を講じる必要がある点に注意が必要です。
三井金属グループの吉野川電線「金属フレキシブルホース モレーヌ」
1948年創業の吉野川電線は古くから三井金属グループのロボット用ハーネスを開発製造を担う企業として時代の先端を切り開いています。電線・ケーブルに使われる銅と樹脂の加工能力を存分に活かし、他社と異なるスペックでJIS基準を満足しながら価格競争力を維持しています。
屋内外兼用 オスねじ×メスねじの「MS-1型」
品 番 | 呼び径 | L=(mm) | 基準価格/本 |
MS-1-200 | 1/2 | 200 | ¥2,350 |
MS-1-250 | 1/2 | 250 | ¥2,390 |
MS-1-300 | 1/2 | 300 | ¥2,440 |
MS-1-350 | 1/2 | 350 | ¥2,500 |
MS-1-400 | 1/2 | 400 | ¥2,580 |
MS-1-450 | 1/2 | 450 | ¥2,600 |
MS-1-500 | 1/2 | 500 | ¥2,720 |
MS-1-600 | 1/2 | 600 | ¥2,770 |
MS-1-900 | 1/2 | 900 | ¥2,950 |
MS-1-1200 | 1/2 | 1200 | ¥3,330 |
44屋内外兼用 オスねじxオスねじの「MS-2型」
品 番 | 呼び径 | L=(mm) | 基準価格/本 |
MS-2-200 | 1/2 | 200 | ¥2,350 |
MS-2-250 | 1/2 | 250 | ¥2,390 |
MS-2-300 | 1/2 | 300 | ¥2,440 |
MS-2-350 | 1/2 | 350 | ¥2,500 |
MS-2-400 | 1/2 | 400 | ¥2,580 |
MS-2-450 | 1/2 | 450 | ¥2,600 |
MS-2-500 | 1/2 | 500 | ¥2,720 |
MS-2-600 | 1/2 | 600 | ¥2,770 |
金属フレキシブルホース モレーヌ専用の可とう管接続具を使いこなす
ベストパーツOnlineでは、MS-1型とMS-2型をご用意することで、可とう管を変換する場面を少なくしていますが、L型に変換したいなど必要な場合は専用の接続具をご用意しています。
接続金具メスアダプタ
可とう管のオスねじをメスねじに変換する接続具です。オス側のユニオンを外しEF-Aに付け替えてください。
品番 | 接続側 | 可とう管側 | 基準価格 |
EF-A | Rc1/2 | UNF3/4-16 | ¥500 |
接続金具ニップルタイプ
可とう管のメスねじをオスねじに変換する接続具です。メス側のユニオンを外しEF-Bに付け替えてください。
品番 | 接続側 | 可とう管側 | 基準価格 |
EF-B | R1/2 | UNF3/4-16 | ¥500 |
接続金具エルボタイプ
可とう管のメスねじをオスねじエルボに変換する接続具です。メス側のユニオンを外しEF-LMに付け替えてください。
品番 | 接続側 | 可とう管側 | 基準価格 |
EF-LM | R1/2 | UNF3/4-16 | ¥1,450 |
接続金具ホース口タイプ
可とう管のメスねじをφ9.5のホース口に変換する接続具です。メス側のユニオンを外しEF-Dに付け替えてください。
品番 | 接続側 | 可とう管側 | 基準価格 |
EF-D | ホース口 | UNF3/4-16 | ¥950 |
接続金具メスねじエルボタイプ
可とう管のオスねじをメスねじエルボに変換する接続具です。オス側のユニオンを外しEF-LWに付け替えてください。
品番 | 接続側 | 可とう管側 | 基準価格 |
EF-LW | Rc1/2 | UNF3/4-16 | ¥1,270 |
まとめ
1948年創業の吉野川電線は、古くから三井金属グループのロボット用ハーネスを開発製造を担う企業として電線やケーブルに用いる銅と樹脂の加工技術を高めてきました。その材料調達力と加工技術を存分に活かし、他社と異なるスペックでJIS基準を満足しながら価格競争力を強めている「金属フレキシブルホース モレーヌ」。その魅力は品質と価格競争力のみならず、自社製接続具のラインナップが豊富である点も見逃せません。なぜなら、接続具は金属フレキシブルホースメーカー毎にフレア角度が微妙に異なるため、必ず同一メーカーで接合しなければならないからです。

星孝幸

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