一体型超硬ホールソーとバイメタルホールソーの画像

超硬ホールソーとバイメタルホールソーの違いと選び方!

プロフェッショナルな現場での効率的な作業を実現するため、一体型超硬ホールソーとバイメタルホールソーの選択は欠かせません。これらのツールはそれぞれ独自の特徴を持ち、適用される材料や作業環境によってその性能を最大限に発揮します。

コスト効率と性能を最大化

一体型超硬ホールソーとバイメタルホールソーの選択は、作業の質とコスト効率に直接影響します。これらのツールは、特定の材料や加工条件に最適化されており、適切な選択によって高い耐久性と効率的な作業進行が可能となり、コスト削減に繋がります。本稿では、両ホールソーの特性を掘り下げ、プロフェッショナルな作業環境における性能最大化と経済性向上のための使い分けを提案します。

超硬ホールソーとバイメタルのコストパフォーマンス

超硬ホールソー

超硬合金製で、非常に硬い材質の加工に適しており、その耐久性は金属やセラミックスの切削において長時間の使用に耐えることができます。高い初期投資が必要ですが、その耐摩耗性により長期間にわたる使用でコストパフォーマンスは向上します。

バイメタルホールソー

二種類の金属を組み合わせた構造で、柔軟性と耐熱性を兼ね備えています。金属、プラスチック、木材など幅広い材料に対応可能で、一般的な作業において優れたコストパフォーマンスを提供します。

最適なホールソーの選択シナリオ

各ホールソーの特性を適切に活用することで、プロジェクトの特定の要件に応じて、最適なツールを選択し、コストを削減しつつ作業効率を最大化することが可能です。次のセクションでは、これらのホールソーがどのような状況で最も効果的に使用できるか、具体的な使用シナリオを詳しく見ていきます。

超硬ホールソーの使用シナリオ

  • 硬質材料の加工:超硬ホールソーは、金属やセラミックスなどの硬質材料を加工する際に最適です。その高い耐摩耗性は、長時間にわたる作業でも一貫したパフォーマンスを提供します。
  • 精密作業:精密な穴あけが必要な場合、超硬ホールソーの使用は、優れた精度とクリーンな仕上がりを保証します。

ミヤナガ「ホールソー278」

「ホールソー278シリーズ」は、従来のハイス刃を超える性能を持ち、高速回転可能な電動工具を用いることで迅速な穴開けを実現します。このツールは、鋼板、ステンレス板から合成樹脂板に至るまで、多様な材料に対応可能です。また、コバルトハイス製のセンタードリルC形を採用しており、特に板厚4mmまでのFRPや合成樹脂板への穴開けに最適です。適用可能な材料はステンレス板、鋼板、銅板、アルミ板、FRP、合成樹脂など多岐にわたります。

「超硬ホールソー(品番:2780シリーズ)」の画像

「ホールソー278シリーズ)」は1本から当日(一部翌々日)出荷しております。

品番 刃先径 刃数 品番 刃先径 刃数
278014 14 3  278026* 26 4
278015 15  278027* 27
278016 16  278028* 28 6
278017 17 4  278030* 30
278018 18  278032* 32
278019 19  278033* 33
278020* 20  278034* 34
278021 21  278035* 35 8
278022 22  278038* 38
278023 23  278040* 40
278024 24  278050* 50 10
278025* 25  *は当日出荷商品です。

ミヤナガ「DLコア充電セット」

「DLコア充電セット」は、3mm以下の薄い鉄板やステンレス板、2mm以下のホーロー引き鋼板、アルミ板、FRP板、塩ビ板など、幅広い材質への穴あけ作業に対応する高耐久ホールソーです。このツールは、その堅牢な構造からも分かる通り、特に固い材料への穴あけに最適化されており、厚くて硬度の高い刃は、優れた耐摩耗性を提供します。木工用ツールよりもはるかに強固に設計されており、12V以上の充電インパクトドライバーや充電ドリルドライバーを使用して、最大直径38mmまでの穴をスムーズに開けることができます。

「DLコア充電 超硬ホールソー(品番:DLCシリーズ)」の画像

「DLコア充電セット」は1本から当日出荷可能です。取替用カッターも1本から手配可能です。

品番 有効長 サイズΦ
DLC21JD 40(カッター長50mm) 21
DLC25JD 25
DLC27JD 27
DLC28JD 28
DLC32JD 32
DLC33JD 33
DLC35JD 35
DLC38JD 38

バイメタルホールソーの使用シナリオ

  • 多材料の切削:バイメタルホールソーは、金属、プラスチック、木材など様々な材料に適用可能で、一つの現場内で複数の材料を扱う際に便利です。
  • コスト重視の現場:初期コストを抑えつつも良好なパフォーマンスを求める場合、バイメタルホールソーは高いコストパフォーマンスを提供します。

ミヤナガ「バイメタルホールソー充電 薄刃」

バイメタルホールソーは、高速度鋼(ハイス)を主材料として製造されています。ハイスは、高温での耐軟化性能を備え、金属材料の高速切削を実現するために開発された鋼です。このホールソーは、切削抵抗が低減されているため、充電ドライバードリルおよび充電インパクトドライバーでの穴あけ作業に最適です。3.2mm以下の鋼板、エンビ樹脂、プラスチック、0.6mm以下のステンレス板の切削が可能で、その汎用性から、超硬ホールソーと比較してコストパフォーマンスに優れ、広範囲にわたる用途で利用されています。また、6.35mmのシャンクサイズは、様々な充電インパクトドライバーに対応しています。

※ステンレス材への穴あけは、必ず充電ドライバードリルをご使用ください。

「バイメタルホールソー充電 薄刃(品番:BITJDシリーズ)」の画像

「バイメタルホールソー充電 薄刃(品番:BITJDシリーズ)」は1本から当日(一部翌々日出荷)可能です。

品番 有効長 サイズΦ
BITJD12 10mm 12
BITJD14* 14
BITJD15* 15
BITJD16* 16
BITJD20* 20
BITJD21 21
BITJD22 22
BITJD25* 25
BITJD27 27
BITJD28* 28
BITJD30* 30
BITJD31* 31
BITJD32* 32
BITJD34 34
BITJD35* 35
BITJD38* 38
BITCD センタードリル
BITSP スプリング

*は当日出荷商品です。

まとめ

ホールソーを選ぶ際には、一体型超硬ホールソーとバイメタルホールソー、それぞれの特長を知っておくことが大切です。あわせて、使用するドライバや回転速度も、用途に応じて調整することで、作業効率やコストパフォーマンスがぐっと良くなります。

素材や現場に合ったツールを選び、無理のない使い方を心がけることで、精度の高い穴あけ作業や、仕上がりの美しさ、そしてコスト削減にもつながっていきます。ぜひ、日々の作業が少しでもスムーズに進むよう、ツール選びの参考にしていただけたら幸いです。

※この記事は2019年7月8日に初めて公開されましたが、修正を重ね、2025年7月17日に再公開しました。

 

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