日本住環境 ドームパッキン

外壁貫通部の気密・防水対策に!『ドームパッキン』で適切な処理を

昨今、地球温暖化や環境破壊などの観点から「エネルギー効率の良い住宅」が求められ、高性能住宅が注目を集めています。高性能住宅には、耐震性、耐久性、断熱性に優れていることのほかに高い気密性が求められます。本稿では、特に設備配管の壁貫通部を確実に密閉することができる部材として『ドームパッキン』をご紹介いたします。

配管の外周にピッタリ密閉する専用部材『ドームパッキン』

高気密住宅は、床下、壁、天井、窓、ドアなどの接合部や隙間に気密テープやシーリング材、防湿シートなどの気密部材を駆使し、外部からの熱や冷気の侵入を抑制します。しかし、外壁を貫通するパイプの外周を密閉するのは容易ではありません。その点、日本住環境の『ドームパッキン』は、伸縮加工したポリエチレン樹脂で成形されているので、パイプとの密着部分のテープ処理が不要です。

『ドームパッキン』のラインナップと特徴

外壁を貫通するパイプの外周をカバーすることは、住宅の気密性を向上させるための有効な手段の一つです。製造元は、創業以来、建築の気密や防水の問題を解決する部材を専門に開発している日本住環境株式会社。気密簡素化部材だけでも、使用箇所や用途に応じてポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、EPDMなどを使い分けています。『ドームパッキン』は、ポリエチレン樹脂に伸縮加工を施すことで複数のサイズに対応できるうえ、パイプに密着する特徴があります。

貫通部のパイプ径に応じて選べるラインナップ

ドームパッキンは、パイプ径φ0〜φ150の5サイズに対応する孔無しタイプ(品番:K-DMP)、φ100~150の3サイズに対応するφ100孔有りタイプ(品番:K-DMP100)、1サイズに対応するφ150孔有りタイプ(品番:K-DMP150)3種類をラインナップしております。

K-DMP150はφ150のパイプに被せた後、防湿気密シートにテープ貼りする作業性を向上させるためテープ代を広く確保してあります。また、孔無しタイプのK-DMPは、現場で加工しやすいように段差とマーキングが施されているため、様々なパイプ径に対応できます。

日本住環境 ドームパッキンラインナップ

ドームパッキンは全サイズ1枚から当日出荷しております。

品番 適合パイプ外径(mm) サイズ(mm)
K-DMP × 無し φ0〜50、φ75、     φ100、φ125、φ150 190×190×厚さ18
K-DMP100 ○ φ100孔有り φ100、φ125、φ150 190×190×厚さ12
K-DMP150 ○ φ150孔有り φ150 250×250×厚さ6

ドームパッキンの材質

ドームパッキン』は伸縮加工したポリエチレン樹脂で成形されています。軽量で耐久性に優れたポリエチレン樹脂の特性を活かし、パッキン1枚辺りの重量はわずか3gと非常に軽量です。加えて伸縮加工が施されているため、パイプ外径にピッタリ密着し、高い気密性と防水性を保持します。

ドームパッキンは被せるだけの簡単施工

ドームパッキンは被せるだけでパイプに密着し、気密性を高めます。

作業者のスキルを問わない施工

ドームパッキン』は耐水性にも優れています。外壁貫通部の防水処理は、パイプに直接防水テープ処理を施すと剥がれやすく、作業者の経験値によるスキルの差が出てしまう場所です。ドームパッキンはパイプに被せてパッキン周囲を気密テープ防水テープで貼るだけのカンタン施工なので、貫通部の防水施工の悩みを一掃するだけではなく、優れた耐水性で防水性を高め、一石二鳥の役割を果たします。

ドームパッキンのテープ処理

現場や工法に合わせて正しいテープ処理を施してください。

パッキン周囲のテープ処理の方法は2種類あります。ハウスメーカーや建築工法によっても異なりますが、気密テープ防水テープで貼り付けます。ただし、どちらの処理であってもテープの貼り付け順を間違えると性能が損なわれるため、特に「テープを貼り付ける順番」には注意が必要です。防水テープ処理で3辺を貼り付ける場合は、万が一壁面に雨水が浸水した場合も下部を空けておくことで雨仕舞の役割も果たします。

まとめ

日本住環境の『ドームパッキン』を適切に使用することで、外壁を貫通するパイプ周辺の気密性が向上し、外部からの熱や冷気の侵入を抑制することができます。パイプ径に応じて選べるラインナップと、加工のしやすさ、カンタンで均一に仕上がる施工法で施工の精度も向上することが期待されております。

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佐藤 陽子

佐藤 陽子

業務部所属。メルマガやECサイトから新商品の特徴や、新商品の情報をお届けしていきます!
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