フロンガス漏えいを防ぐ!『電動リーマー』で実現する均一なフレア加工
フレア加工前の準備
フレア加工前には、冷媒管のカットやバリ取りといった準備作業が必要です。このバリ取りこそが、フレア加工の品質を左右する重要な工程です。バリ取りが不十分だと、冷媒管の表面に微細な凹凸や不均一な箇所が残り、最終的にフロンガス漏えいのリスクが高まる可能性があります。そのため、バリ取りを丁寧に行うことがフレアの品質とエアコンの信頼性を確保する鍵となります。
電動ドリル装着型リーマー
手動でのバリ取りでも十分ではないかとお考えの業者様もいらっしゃるかと思います。熟練された業者様であれば、手の感覚で作業の状態を感じ取れるかもしれませんが、手動でリーマーを使用する際には、熟練度によってどうしても回転の速度や力加減に“ムラ”が生じる可能性があります。
そこでおすすめなのが、『電動ドリル装着型リーマー(品番:BT-19)』です。このリーマーは、電動ドライバーのプラスビットに装着することで、銅管の切断面のバリを手軽に取り除くことができます。使い方は簡単で、電動ドリルにプラスビット2番を取り付け、その先に電動ドリル装着型リーマーを装着するだけで、ムラなく均一な仕上がりが可能です。
品番 | 適合銅管サイズ | 販売単位 |
BT-19 | 1/4″(Φ6.35)、3/8″(Φ9.52)、1/2″(Φ12.70) 5/8″(Φ15.88)、3/4″(Φ19.05) |
1個 |
電ドラボールとリーマーの組み合わせ
ベッセル社製の電ドラボールプラス(品番:220USB-P1)は、スイッチをON/OFFするだけの簡単操作で”一定の回転”を実現できるため、電動ドリル装着型リーマーと組み合わせて使用するのにおすすめです。無段階ではなく一定の速度で回転することにより、スイッチをONにするだけでムラなくバリ取り作業を行うことができます。
品番 | 電源 | 対応 | 販売単位 |
220USB-P1 | USB-typeC充電式 | 六角対辺6.35mmビット | 1台 |
電ドラボールの回転数(分)は高速モード:400min-1、中速モード:340min-1、低速モード:280min-1の3段階で、いずれも電動ドリル(低速モードで約600min-1※機種により異なります)ほど高速回転ではないため、安定したリーマー作業が可能です。なお、電ドラボールには全長100mmのプラスビット2番が1本付属していますが、長さが気になる場合は65mmや85mmのビットも使用できます。装着イメージの画像は65mmサイズのビットを使用しています。
さらに、電ドラボールはドライバーフレアツール(商品コード:700-DPC)にも対応しているため、バリ取りからフレア加工まで同じ工具で行うことができます。
まとめ
リーマーをかける工程自体は数十秒程度の作業ですが、エアコンの取付け台数が多い業者様においては、フロンガス漏えいを防ぐためにも、フレア作成前の作業で均一な品質を保つ「電動リーマー」でのバリ取りがおすすめです。ベストパーツオンラインでは、冷媒銅管サイズ向けの電動ドリル装着型リーマー(品番:BT-19)を1個から当日出荷対応で販売しています。また、リーマー加工に最適な電ドラボールプラス(品番:220USB-P1)も併せて、ぜひご検討ください!
佐藤 陽子
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