
R448A・R449A対応!代替フロンに最適なマニホールドキット
2025.03.24
冷凍・空調システムに広く使用されていたフロンガス「R404A」は、高い地球温暖化係数(GWP)を持つため、環境負荷を軽減する目的で代替冷媒への移行が進められています。その中でも、「R448A」と「R449A」は、R404Aの代替として有力な選択肢となっています。本稿ではR448AとR449Aを充填する際に最適な『ハイブリッドゲージマニホールドキット』をご紹介します。
目次
代替フロンの充填を最適化
R448A・R449Aの特徴
R448AとR449AはそれぞれR404Aの代替として使用されているフロンガスです。それぞれR404Aに比べGWPを大幅に低減させながらも同等の性能を有しています。詳細はR448A・R449Aの記事にまとめておりますのでご確認ください。
R448A・R449Aに対応したマニホールドキット
『ハイブリッドゲージマニホールドキット』はR404AだけでなくR448AやR449Aを扱う際にも使用しやすいマニホールドキットです。
商品コード | 接続口径 | 圧力範囲 | チャージホース長さ |
TA124ZA | 1/4フレア | 高圧側:-0.1~3.8MPa
低圧側:-0.1~1.8MPa |
92cm |
TA124ZA-2 | 150cm |
セット内容 |
サイトグラス付きゲージマニホールド |
高圧側φ80連成計・圧力計(TA140NA) |
低圧側φ80連成計・圧力計(TA141NA) |
チャージホース赤・青・黄 |
マニホールドケース |
代替フロンに使いやすい連成計が付いている
『ハイブリッドゲージマニホールドキット』には高圧側の測定をする連成計と低圧側の測定をする連成計が付属しています。この連成計にはR404Aの飽和温度目盛、R448A・R449Aの液相飽和温度目盛、気相飽和温度目盛、圧力表示といった4種類の目盛があります。気相状態と液相状態で飽和温度が異なるR448AとR449Aでも使用しやすい仕様になっています。

連成計にはR404A・R448A・R449Aそれぞれに使用しやすい特徴があります。
代替フロンは液充填であることに注意が必要
R404A・R448A・R449Aは成分は異なりますが、それぞれ非共沸冷媒のため充填時には液充填をしなければなりません。そのため充填時にはサイトグラスでフロンの状態を確認しながら作業をするのが望ましいです。その点、『ハイブリッドゲージマニホールドキット』には確認のためのサイトグラスが内蔵されているため別途用意する必要がありません。
まとめ
R404Aの代替フロンとして注目されているR448AとR449Aに対応した『ハイブリッドゲージマニホールドキット』は、フロンの充填作業に最適なツールです。高精度な圧力測定機能やサイトグラス機能を備えており、施工の効率向上に貢献します。
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寺島 佳希
業務部所属。皆様の施工のお役に立てるような部材をご紹介します。

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