
リフォームも新築も配管作業が捗る!大きな下穴もカバーできる【壁出し&床出しソケット】
一度使えばわかる!リピートしたくなる理由
この商品に対する購入前の期待は、「従来φ32~φ55だったツバ径がφ78まで大きくなることで、大きく広がってしまった穴を化粧できる」というものです。このためリフォーム現場が主な活躍の場と考えがちですが、使用された施工業者様にお話をうかがうと、「これまでは保温材付の樹脂管を引っ張り上げる時に、下穴に保温材が引っ掛かって床下に残ってしまったが、穴径が大きいから保温材ごと引っ張り上げられるようになって施工時間が短縮した」と喜ばれています。その他にも、「他の工事に使っているコアが使えるようになって便利」だとご評価いただき、新築にも繰り返しご採用いただいています。
セパレートタイプで施工しやすい【壁出しソケット】
WJ65型の「壁出しソケット」は、本体と座金がセパレートになっているので、室内側からねじ込んでいくことができます。施工手順は、本体に樹脂管を挿入し、屋外側から壁穴に向かって押し込み、屋内側からパッキン→座金の順に取り付けます。座は反時計回りに回せなくなるまでねじ込み、パッキンの耳を動かしてビスの位置を合わせます。付属のビスで固定したら、ロックナットを反時計回りにねじ込んでいきます。すべてのねじ込みが終了したら不要なパッキンの耳をちぎり取って完成です。

「壁出しソケット」は1個から当日出荷です。なお、16A用のWJ65A-1316CSに限っては架橋ポリエチレン管専用です。
品番 | 呼び径 | 管耐熱温度 | 材質 | |
ねじ | 樹脂管 | |||
WJ65-1313C-S | Rp1/2 | 13A | -20~95℃ | 青銅 |
WJ65A-1316CS | 16A | 青銅 |
設備業者様の依頼で誕生した「床出しソケット」

「床出しソケット」は1個から当日出荷です。
WJ66型の「床出しソケット」は、「芯ズレしている現場で下穴を大きく開けたら、持っていた床出しソケットだとカバーしきれなくなってしまった。」とお困りの設備業者様からの依頼で開発されました。大きい穴から配管を容易に取り出せる、φ78のツバで広がった穴を化粧できるという点は前述の商品と同じですが、ツバと本体が一体化している点に注意が必要です。
品番 | 呼び径 | 管耐熱温度 | 材質 | |
ねじ | 樹脂管 | |||
WJ66-1313-S | Rp1/2 | 13A | -20~95℃ | 黄銅 |
リフォームのお悩み「流量不足」を解決するシール構造

外径シールは流路径を確保できるので継手が多くなるリフォーム現場などに最適です。
前述の「壁出しソケット」と「床出しソケット」を開発したのは、ダブルロックジョイントで知られるオンダ製作所。本品にもダブルロックジョイントと同様の外径シール方式を採用しているため、内径シール構造の13Aの継手と比べて流路面積が約2.5倍も広くなっています。流量がしっかり確保できるという特徴から、継手を多用するリフォーム現場にありがちな流量不足問題も解決します。
まとめ
架橋ポリエチレン管の床立ち上げや壁出し時には下穴をあけて配管を挿入します。下穴の目安はφ32~φ55とされていますが、保温材付きの配管の取り回しに苦労していないでしょうか?φ78と広いツバ径の「壁出しソケット」と「床出しソケット」なら、下穴の穿孔にはいつもお使いのφ60やφ65のコアを使うことができます。また、芯ズレを吸収するために開けた大きい穴や広がってしまった穴をツバで覆い隠すことも可能です。なお、目に入る箇所に取り付ける現場には、幅広給水座金(品番:OSC-180-131080)を用いてビス頭を隠すことをオススメします。
※この記事は2022年6月30日に公開されましたが、修正を加えて2025年9月22日に再度公開しました。

永井達也

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