
シンク下の排水管接続部に。『防臭アダプター』で、悪臭を徹底ブロック!
劣化しにくいアダプターで臭い漏れのリスクを低減
シンク周りの悪臭の原因は、漏水が見られない場合は多くがシンク下のクリーンパッキンや防臭キャップにあります。ゴム製で扱いやすく安価なため多くの現場で採用されていますが、経年でゴムが痩せて隙間が空いたり、ひび割れを起こすリスクがあります。また、排水ホースは排水管に差し込んでいるだけのことがほとんどで、防臭キャップは排水ホースに通してその接続部に被せたりはめこむように取り付けられていますから、外から衝撃や力がかかることでずれることもあります。いずれも長く使う以上起こりうる現象ですが、これらのリスクを少しでも低減するためにも、長期間安定した性能を発揮できる部品を選ぶことが重要です。
防臭アダプター「H62-85」の特長
塩ビパイプ用の接着剤で接続・しっかり固定
SANEIの防臭アダプター「H62-85」は、内径φ30mmの排水ホースと呼び40・50の塩ビ管(VP・VU)を接続するアダプターです。上部の配管ホースと接続するナットのついた部分と、下部の排水管(塩ビ管)と接続するアダプター本体に分かれており、それぞれ配管とはVP管・VU管用の接着剤で接着して取付けます。仕上げにナット部とアダプター本体をしっかり締め込んで接続・固定するため、外から力がかかってもずれたり外れたりする心配がありません。これにより、臭い漏れのリスクも防ぐことができる点が最大のメリットです。また、耐衝撃性・耐薬品性にすぐれるABS樹脂製のため、長期間安定した性能を保ちます。
在庫管理もらくらくなサイズ兼用型
「H62-85」の塩ビ管接続側は、呼び40の塩ビ管に対応するアダプター本体に呼び50の塩ビ管に対応するスリーブが取り付けられています。現場の排水管のサイズに応じてスリーブを着脱することで、呼び40と呼び50の2サイズに取付けることが可能です。塩ビ管はVP・VUどちらにも使えるため、塩ビ管の種類やサイズによって複数種類の在庫を持つ必要がなく、これ一つでほとんど対応できます。なお、呼び50の塩ビ管に取付ける場合は、スリーブとアダプター本体を接着剤で接着してから排水管と接続してください。

図:H62-85の部品
商品コード | 適合(排水管側) | 適合(排水ホース側) |
H62-85 | VP・VU40、50 | 内径φ30 |
まとめ
シンク周りの悪臭の原因は、漏水が見られない場合は多くがシンク下のクリーンパッキンや防臭キャップにあります。扱いやすく安価なゴム製の防臭キャップは、経年劣化による割れや外れのリスクを避けることができません。この点、「防臭アダプター」は排水ホースと排水管どちらにもしっかり接続・固定できますから、床下からの臭い漏れのリスクを低減し、部品交換の頻度の減少が期待できます。

鈴木 彩香

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