CF式の排気トップはどう使い分けられる?

風呂釜やストーブの一部に残っている自然排気式(以下CF式)の排気トップは、排気だけのためか性能を軽視しがちです。その認識の浅さから燃焼不良が発生し、思わぬ事故に発展する恐れは否めません。安定した燃焼を維持することができる排気トップをご紹介いたします。

※現在、浴室内設置の新設は禁止されています。

多翼形トップとH形トップはどう使い分けられる?

CF式の排気トップとして市場に流通しているのは、多翼形、H形、T形、回転式、陣笠、通気筒などです。そのうち、ベストパーツオンラインでは、ドラフトの変動幅が抑えられる多翼形トップとH形トップのφ106とφ120をラインナップして受注当日に出荷しております。

排気トップに求められる性能

安定した燃焼を維持するために排気筒は重要で、特に排気トップの性能が大きく起因します。排気トップに求められる性能は以下の通りです。

  1. 排気ガスの大きな抵抗にならない
  2. あらゆる方向の風に対し排気筒内に逆風を生じさせない
  3. ドラフトに対し変動幅が少ない
  4. 雨、雪の吹込みが少ない
  5. 鳥類が排気筒内に侵入しない
  6. 外観を損なわない

構造が単純で排気性能に秀でた「H形トップ」

「H形トップ(品番:SS-106-H)」は1個から当日出荷します。

品番 φD 基準価格
SS-106-H 108 ¥2,000
SS-120-H 122 ¥2,500

H形トップはドラフトで上昇した排気を左右に分けます。単純な構造で抵抗を少なくし、芯をずらし、上下4方向に分けることで、逆風が起きにくく、ドラフトによる変動幅も少ない優れた排気トップです。ただし、通常の雨や雪は侵入しにくいものの、横殴りになると防ぐことができない構造ですので、特に雪が吹き付ける場所への設置はオススメできかねます。また、小型鳥類が侵入しやすいことも難点です。

CF式排気トップの最高峰「多翼形トップ」

「多翼形トップ(品番:SS-106-T)」は1個から当日出荷します。

品番 φD 基準価格
SS-106-T 108 ¥2,000
SS-120-T 122 ¥2,600

多翼形トップは、外側に4枚、内側に4枚の羽根と呼ばれる板を交互に溶接しています。あらゆる方向からの風に対しても逆風が起きにくく、ドラフトによる変動幅を極力抑えることができます。さらに、雨、雪、鳥類が侵入しにくい構造のため、設置場所を選びません。また、H形トップと比較してスッキリとしたデザインも特徴です。

必要な部材をセットにした「トップセット」

H形トップと多翼形トップは、それぞれ単品購入できますが、必要部材を一式揃えたセットでもお求めいただけます。

セット明細

トップセット(H形トップ)

「トップセット(H形トップ)(品番:SS-106-HSET)」は1セットから当日出荷します。

品番 サイズ(φ) 基準価格
SS-106-HSET 106 ¥9,300
SS-120-HSET 120 ¥11,000

トップセット(多翼形トップ)

「トップセット(多翼形トップ)(品番:SS-106)」は1セットから当日出荷します。

品番 サイズ(φ) 基準価格
SS-106 106 ¥9,300
SS-120 120 ¥11,000

まとめ

安定した燃焼を維持するために排気筒は重要で、特に排気トップの性能が重要です。ベストパーツオンラインでは高性能のH形トップと多翼形トップを単品(SS-106-H/SS-120-H/SS-106-T/SS-120-T)でも、セット(SS-106-HSET/SS-120-HSET/SS-106/SS-120)でもご購入いただけます。

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室橋尚哉

室橋尚哉

1989年ベストパーツ株式会社(旧東北綜合器材株式会社)入社。分類は空調換気を担当。1963年生まれ。
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