お馴染みの配管材料「塩ビ管」。その種類と用途のおさらい

給水給湯でおなじみの配管材料である通称「塩ビ管」。一口に塩ビ管(水道用硬質ポリ塩化ビニル管)といっても種類や特長によって用途が違ってきます。身近な配管材料で多様な業種で使われており電気設備用や排水用などありますが今回は水道用について触れてみたいと思います。

ベストパーツオンラインショップ

塩ビ管の特長

経済性

直管、継手の単品単価が安い事はもちろんですが、施工費・維持費・管理費などトータルコストにおいても他の管材料を圧倒するコストパフォーマンスが得られます。

耐久性

塩ビ管の耐用年数は50年以上との評価結果が得られており、長く安定した品質を保つことができます。

施工性

塩ビ管の接合には専用の接着剤を使用します。接着剤を塗布し接続するだけで施工完了で簡単に水密性の高い品質が得られます。接着剤は有機溶剤に基材(塩ビ樹脂)を溶解し接着面を拡散接着する仕組みとなっています。

昨今ではスケルトンボディの継手も発売され接合状態を目視で確認できる上、接着剤の塗り忘れを防止することができるようになり安心・安全な施工を実現します。

通水性

管の内面は滑らかで摩擦抵抗が少ないためスケール(水垢)の付着が少なく、長期間の使用でも効率の良い通水が可能です。

耐食性

樹脂製のため管路に錆の発生が無く、金属管のように腐食の心配がありません。

種類による用途の違い

VP管(灰色)

VP13-2

硬質ポリ塩化ビニル管。主に水道用給水管として広く使われJIS規格を有しています。流体温度は5℃~35℃で使用圧力は0.75MPa以下となります。塩ビ管の中では一番安価で昨今、価格と施工性が良い部分を踏まえ、給湯器のエコジョーズから出るドレン排水処理にも使われています。

HIVP管(紺色)

HI-13-2

耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管。その名の通り耐衝撃性に優れた水道用給水管でJIS規格を有しています。流体温度は5℃~35℃で使用圧力は0.75MPa以下となります。外気温が低い時に割れやすいVP管の性質を改善しており、寒冷期や他管工事で不測の衝撃による被害を最小限に抑えます。VP管よりは高価ですが、他配管材料に比べると経済的です。

前述しましたが、HIVP管も昨今、給湯器のエコジョーズから出るドレン排水処理にも使われています。

HT管(赤茶色)

HT-13-2

耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管。VP管の耐熱温度に対する弱点を克服した配管でその名の通り耐熱性に優れ給湯管として活躍しておりJIS規格を有してます。流体温度が5~40℃で最高使用圧力1.0MPa、41℃~60℃で0.6MPa、61~70℃で0.4MPa、71~90℃で0.2MPaといった条件となります。

3種類の中で価格は一番高いですが、それでも他配管材料と比べると経済的と言えます。

まとめ

・塩ビ管は給水給湯用の配管材料として経済的で、耐久性、施工性、通水性、耐食性に優れた配管です。

・硬質ポリ塩化ビニル管は主に水道用給水管として使用されております。

・耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は耐衝撃性に優れた水道用給水管で特に低い温度下での衝撃性能に優れております。

・耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は耐熱性能が高い配管として給湯用として使用されております。

今では給水給湯管といえば架橋ポリ管やポリブデン管に主役を奪われがちですが、給湯器周りの配管などに改めて塩ビ管を選択肢のひとつとして検討することもおススメします。

ベストなパーツでは、施工業者様の疑問やお困りごとの解決のお手伝いをさせて頂きます。ベストパーツオンラインショップ

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
高島秀樹

高島秀樹

資格取得:給水装置工事主任技術者
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!